はじめに:あなたが貯金できないのはなぜ?その原因分析と対策法とは?
「貯金をしようと思っているのに、つい浪費してしまう。」
「中々、お金が貯まらない。」
このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回は、なぜお金が減ってしまうのか、どうすれば浪費をやめてお金に対する意識を高めていけるのか、お話していきたいと思います。
貯金ができない理由① 仕組みを作っていないから
意志に頼って貯金をするのは困難です。
最初は強固な意志を持って貯金していても、そのうち続かなくなってしまいます。
貯金ができない理由として第一に考えられるのは、「意志に頼る」ということです。
意志に頼るのではなく、「自動的に貯金できる仕組み」を作りましょう。
会社員などの給与所得者の場合、給与が振り込まれる口座から自動引き落としで毎月一定額を別口座に移動させることをおすすめします。
その際、キャッシュカードや通帳・印鑑を家族に預けておくと、ついつい引き出してしまうことを防止できます。
他に、「財形貯蓄」という制度を利用することも、意志によらず貯金するための1つの方法です。
財形貯蓄は、勤労者財産形成促進法に基づく福利厚生の仕組みです。
会社が給与から天引きして提携する金融機関にお金を預けるため、自分の意志に関係なく自動的に貯まっていきます。
なお、財形貯蓄には、「一般財形貯蓄」、「住宅財形貯蓄」、「年金財形貯蓄」の3種類が存在します。
住宅財形と年金財形は使用目的が住宅購入や老後資金に限定されていますが、税制面で優遇措置が講じられています。
使途を限定されたくない場合は一般財形にすると良いでしょう。
貯金ができない理由② 支出が多いから
当然ですが、支出金額が収入金額を超えていると貯金はできません。
貯金をするためには、支出を削減する必要があります。
例えば、以下のような支出を見直してみましょう。
・インターネットの通信料金
・携帯電話料金
・必要のない生命保険・医療保険
・あまり利用していない有料コンテンツ(動画配信サイトなど)
・習い事・会員制フィットネスクラブ
・電気やガス
特にインターネットの通信料金は、プロバイダーを変えることで大きな節約が実現できるケースがあります。
また、携帯電話も大手キャリアから格安SIMに変えることで料金を大幅に削減できます。
生命保険や医療保険も実際は必要性がないにも関わらず入っているというケースがあるものです。
日本では「高額医療費制度」があるため、大きな病気になっても実際に支払う金額は少なくて済みます。
現在加入している保険が本当に必要なのか、今一度考えてみましょう。
また、映像配信を有料で行っているサイトの会員となり、何となく月額料金を支払い続けているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば、映画が本当に好きで週に何本も視聴するという人であれば、登録し続けても良いでしょう。
しかし、1本も見ない月がある人の場合は解約する方が良いかもしれません。
他に、スポーツなどの習い事やフィットネスジムの会員費も本当に支払う価値があるのか、考えてみましょう。
自宅でもトレーニングはできますし、ジムに行く回数が少ない場合は解約する方が良いでしょう。
そして、電気料金やガス料金のプランを見直してみることも節約実現に有効です。
電気の場合、アンペア数を下げたり、契約プランを工夫したりすることで、基本料金や従量料金が安くなることがあります。
また、各地域で発電をおこなっている電力会社ではなく小売電気事業者と契約すると相当な節約が可能です。
浪費をやめ投資を
人間であれば、つい浪費してしまうことはあると思います。
人生はお金を貯めることが目的ではありません。
上手にお金を使って、幸福に生きることが大切です。
そのため、趣味や息抜きで好きな商品・サービスに適度にお金を使うことは決して否定されるものではありません。
しかし、浪費しすぎると貯金はできません。
お金持ちは、驚くほど倹約家だったりします。
ギャンブルやお酒にお金を使いすぎている方は、そのお金を投資に回すことを考えてみましょう。
「塵も積もれば山となる」です。
例えば、月に2万円をギャンブルで使っている人が、そのお金を投資に回すようになると、1年間で24万円の資産運用が可能となります。
10年間で240万円、30年間で720万円です。
また、お酒の席におけるコミュニケーションは重要かもしれませんが、参加する回数を減らしてみてはいかがでしょうか。
飲み会は結構、お金がかかるものです。
お酒を楽しむとしても、自宅で飲むことで、かなりの節約になります。
貯金ができる人は、株式やETFなどの投資にも向いています。
資産運用において重要なのは、自己を律する気持ちです。
本当に好きなものや、それが息抜きとして必要な場合は無理に止めるべきではありません。
しかし、全ての支出が必要といえるのか、一度、確認してみましょう。
ぜひ不要なものがあれば、あなたや家族の未来のために見直してみてください。
本記事が、貯金ができなくてお悩みの方のお役に立つことができれば幸いです。
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