「損失=投資の失敗」ではない?! 本当の失敗の意味と7つの正しい行動原則

0.本記事の狙い・目的

投資において、さまざまなイメージで「失敗する」ことを恐れている方は多いかと思います。

それは、そもそも投資に取り組まないことにつながったり、折角始めた投資を充分な理由なく中断することにつながったりします。

本記事では、投資の失敗の本当の意味を理解してもらうとともに、投資においてより正しい行動を取るための7つの原則を紹介したいと思います。

 

1. 投資の「失敗」とは何なのか?

「投資の失敗=損失」なのか?!

まずは、そもそも投資の「失敗」とは何なのでしょうか?

巷では、「投資でxxx万円損した」「投資で全額資産を失った」など、損失を出すことが投資の失敗談として分かりやすく語られることが多いと思います。

「損失=失敗」とするこの考え方は、一見すると正しそうですが、本当にそうなのでしょうか。

 

誰にも未来はわからない

それでは、投資で利益を上げる(損失を出さない)ということを考えてみましょう。

 

誰かが、ある投資にいま取り組んで、将来100%利益を上げる(損失を出す可能性を0%にする)ことは可能でしょうか?

 

・・・

これは、どこの誰であろうと、絶対に不可能な事です。

利益を上げる(損失を出さない)可能性が限りなく高くなったとしても絶対に100%になることはありません。

これは、どんなに投資に詳しい経済学や金融工学のスペシャリストやお偉い先生が取り組んだとしても同じです。

(注:仮に銀行預金だったとしても、為替変動や預金封鎖でマイナスになることはあります。)

 

それは、当然ながら誰しも将来に起きることを100%予知することなどできないからです。

どんなに慎重で賢い人が周到に準備に準備を重ねたとしても、時に大きな運用会社の破綻や金融危機など予想しなかった出来事は起こります。

 

そうだとしたら、単にある一つの投資で損失が確定しただけで、「失敗した」と解釈する理由があるでしょうか?

―どこにもありませんね。

 

これは、自分が未来を見通す全知全能の神様でなかったことを確認して、残念がっているようなものです。

 

「損失」自体は、積極的にさまざまな投資に取り組んでいれば必ず直面するものです。

また、リスクとリターンの関係についてお話ししたように、大きなリターンを望む場合には、リターンのばらつきが大きくなり、損失につながる可能性も高まります。

(参考:投資とは「リスク最大化ゲーム」

 

そういった意味では、大きな損失は大きなリターンを狙ったことの裏返しです。

 

言うなれば、投資の損失はその大きさに関わらず、あなたが得たい収益と必ずセットの「親友」や「影」のようなものです。

消せない「影」を無理くり消そうとしたり、見ないようにしたりするよりも、むしろ、収益を上げたい人こそ積極的に付き合う姿勢でいた方が良いものなのです。

 

投資の本当の失敗

もし損失が出ることそのものは投資の失敗でないとしたら、本当の投資の失敗とは何なのでしょうか?

 

将来が予知できない私たちにできることは、損益の結果がどうであれ、可能な限り「正しい投資の行動原則に従う」ということです。

そして、投資の失敗とは「正しい行動原則に従っていない」ことだけです。

 

具体的に、投資の各プロセスで正しく行動していない例は以下のようなものになります。

・投資前に案件/商品を評価するためのプロセスを正しく行っていないこと

・投資前に投資後の利益や損失の確定の計画が無いこと

・(事前に計画を決めたにもかかわらず)投資後に計画から外れた行動をすること

 

利益が出ても投資に「失敗」していることはある

ということは、結果的に利益が出ても失敗している投資・・・・・・・・・・・・・・・・・・があり得ます。

 

・結果的には利益が出たが、(資産がまだ少ない)自分が取ってはいけないハイリスクの金融商品に投資してしまった

・たまたま倒産前に利益確定できたが、後々信用リスク(運用会社の倒産などで元本も含めて返ってこないリスク)がとても高い会社だったことが倒産により判明した

・20%値上がりしたら利益確定する計画で投資を始めた。が、いざ40%以上値上がりしたので我を忘れて保有を続けてしまった。結果として、10%の利益を確定できたが、自分の計画に従うことができなかった

 

利益が出ると、自分の実力と勘違いして、反省の機会がなくなってしまいがちですが、「自分の行動が正しかったか?」という観点で見るとアラが出てしまうものです。

 

それでは、一般的に投資として正しい行動はどのようなものなのか、投資プロセスごとの正しい行動原則7つについて紹介したいと思います。

 

2. 投資で「失敗」しないための7つの行動原則

①自分のゴールと現在地に合う投資商品を選んでいる

まずは、自分が投資で目指す「ゴール」と「現在地」に合う商品を選ぶことがとても重要です。

 

単に老後のたくわえを増やしたいだけの人と早期に投資家としてリタイヤしたい人の選ぶべき商品は同じでしょうか?

既に金融資産が2-3億円ある人と数百万円から増やしたい人が選ぶべき商品は同じでしょうか?

現在20代の方と60代の方が選ぶべき商品は同じでしょうか?

etc.

 

誰しもが投資すべき素晴らしい商品などありませんので、自分のゴールと残り時間に合わせて、リスクやリターンがマッチするものを選択しなくてはなりません。

 

(参考記事)

【保存版】やらないと絶対損する投資のゴールを決める3ステップ

投資やビジネスに貴賤はない

断定的な表現に注意しよう

 

②評価するための事前のプロセスを正しく踏んでいる

言わずもがなですが、事前に商品の性質を正しく評価しておくことは大切です。

そして、ここで重要視しているのは、「結果的に評価が正しかったか」よりも「正しい(と思われる)手続きを踏んだかどうか?」ということだけです。

いくら丁寧にやってもすべてを見切ることなど到底できませんので、自分が必要だと思う評価をすべてやったかどうかを気にするようにしましょう。

(結果的に評価が正しくなかったときは、その後の評価プロセスがより良いものにバージョンアップされるだけです。)

 

ここには書ききれないほどポイントがありますので、ぜひ以下の記事を参考にしてみてくださいね。

 

(参考記事)

原理原則に従っているか?

【保存版:投資とは?】意味も知らずに投資してるやつちょっと来い

投資詐欺に遭う確率を90%以上下げる10のポイント

お金持ちの後に続け!

 

③損失が出たときのルールが決まっている

どの投資であっても、損失を受け入れて撤退するためのルールが必ず必要です。

 

これは、「15%の値下がり」のような金額ルールでも構いませんし、「1年」や「6か月」などの撤退期限を決めておく方法でも構いません。

なお、このルールを絶対に守るための方法として、事前に無期限でストップロス注文(一定の価格を下回ったら自動的に決済してしまう注文)を入れておくことも選択肢の一つです。

 

(余談ですが、自分でビジネスを始める場合に身を守るためにもとても役立ちます。)

 

④リスクシナリオが発生したときのルールが決まっている

投資を行う際には、

金融商品の運用会社が破綻した

流動性が低くなり現金化が難しくなってしまった

投資した不動産が火事に遭った

、、、

など、単に③のようなリターンが低くなることとは質的に違うネガティブな出来事が当然起きえます。

(注:ここでの「リスク」とは「リターンのばらつき」の意味ではなく「ネガティブな出来事」という意味です。)

 

勿論ないに越したことはありませんが、こうした事態が発生したときの行動計画は事前に考えておく必要があります。

起きないものと勝手に思って行動すると、身動きが取れなくなりますので、すべては起きえるとして、事前に考えておきましょう。

なお、すべてのシナリオに具体的な手立てが必要かどうかは、起きる可能性と金額のインパクトによりますね。

(参考:本当の投資リスク:あなた自身

 

⑤想定するリターンが出たときのルールが決まっている

これまではネガティブな状況が発生した場合のルールについてお話してきましたが、実はリターンが出ているときのルールも必要です。

 

例えば、下記のようなイメージです。

「含み益がいくらであっても、老後の資産として70歳まで保有を続ける」

「15%含み益が出たら、利益確定して、他の商品への投資原資にする」

「リターンに関係なく、15年後に子どもの学資として、現金化する」

 

老後に向けた長期の投資であれば、とてもシンプルに決めておくことができますが、短期から中期の投資では、必ず具体的な数字で利益水準や期間を事前に決めておきましょう

事前にこのルールがないと、含み益が出ているにもかかわらず、対処に迷ってあたふたしてしまったり、その結果として後悔する意思決定になったりしてしまいがちです。

 

⑥ルールを必ず守る

いくら事前にルールや計画があったとしても、投資後に従わなくては何の意味もありません。

必ず事前に決めたルールや計画に沿って行動しましょう。

ロバートキヨサキさんや私の周りの成功している投資家は必ず同意見ですが、こういう規律をどれだけ持てるかが、あなたの「資産の器」を決めます。

(参考記事:あなたが誤解している成功する投資家の特徴5つ

 

また、含み損が出ているときもそうですが、実は含み益が大きく出ているときもとても精神を揺さぶられやすいので、注意が必要です。

当然ながら人によって異なりますが、個人的には含み損より、大きく伸びた含み益が減少していく局面が精神的な影響が大きいように思います。

事前のルールや計画に関係なく、利益確定しようかと考えがちだからです。

 

⑦ルールを常に磨く

これまでにお話ししたルールには、不変のベリーベストなものがあるわけではなく、自分の「失敗」からより良いものに常に磨き上げていく必要があるものです。

 

もちろん投資商品の仕様が徐々に変わっていくからというのもありますが、慎重に進めていても投資前に分からないことはあるものです。

リターンそのものが実際にどうなるかもありますが、その変化を自分がどう感じるかなどは特に一度体験しないと分からないものだと思います。

 

3. まとめ

・投資の失敗とは必ずしも損失が出ることそのものではない

・投資の真の失敗とは、「正しい行動を取らないこと」だけである

 

・具体的には、以下の3つが投資の失敗に分類できる

 ①投資前に案件/商品を評価するためのプロセスを正しく行っていないこと

 ②投資前に投資後の利益や損失を確定する計画が無いこと

 ③(事前に計画を決めたにもかかわらず)投資後に計画から外れた行動をすること

 

・投資で「失敗」しないための7つの行動原則

 ①自分のゴールと現在地に合う投資商品を選んでいる

 ②評価するための事前のプロセスを正しく踏んでいる

 ③損失が出たときのルールが決まっている

 ④リスクシナリオが発生したときのルールが決まっている

 ⑤想定するリターンが出たときのルールが決まっている

 ⑥ルールを必ず守る

 ⑦ルールを常に磨く

 

いかがだったでしょうか?

みなさんがそれぞれの投資のゴールに向けて進んでいくための一助になれば嬉しく思います。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

八乙女暁

Midas Minds LLC 代表 ジャストフィット投資法™ 専門家 八乙女暁(やおとめさとる) 投資家/経営コンサルタント/米国公認会計士 30歳で資産10億円以上を得て、セミリタイヤを達成。 その経験とノウハウを活かし、あなただけの自由な時間を手に入れる “ジャストフィット”投資法をみなさまにお教えしています。 時間/お金/場所の「制限ゼロ」の人生を送る仲間を増やしたい、 その夢に向かって、日々活動しています。 2019年7月に初の著書の出版を予定。