本記事のもくじ
1.【投資を独学で!】投資を自分で勉強するための具体的方法と5つの注意点
投資には、あらゆる可能性が秘められています。
生活水準の上昇、資産の獲得、自己実現など、多角的な意味において実益をもたらすものです。
だからこそ、投資に魅了される人が多い一方、安直な動機から投資に触れてしまったがために投資で成果を出せないという人も少なくはありません。
私は、わずか30歳で投資において充分な成果を出すに至り、家族と幸せな時間を過ごすセミリタイヤに成功しました。
そこで今回は、私の実体験を交えながら、独学による投資の勉強法・投資における注意点を紹介させていただきます。
これから投資をはじめようという人にとって、「その第一歩目をどのような形で踏み出すか」は、後に得られる成果の有無やその大きさを決めるほど重要なものです。
私の実体験を通じて得られた情報を、ぜひあなたの投資にお役立てください。
2. そもそも投資を独学で勉強することは可能なのか?
「投資を独学で勉強することは可能なのか?」という問いに対する答え、それはYes以外にはありえません。
より正確に表現すると、「投資とは、独学でしか勉強できないもの」だからです。
理由は至って単純明快、そもそも日本の教育プログラムの中には、実践的な投資手法に関するカリキュラムが含まれていないからです。
欧米諸国では、小学校相当年次の段階から簡単なフレームワークを用いた形で個人投資を経験できたり、資産形成の重要性が説かれたりします。
これに対して日本の教育課程の中からは、小学生段階は当然のこととして大学においてさえ、実生活に直結する形での投資手法について学ぶ機会が排除されているという実情があります。
実際、私自身、京都大学経済学部を卒業していますが、具体的な投資方法はもちろんのこと、投資の際に活用すべき有用な考え方の一つでさえ提供してもらえませんでした。
大学において日々繰り返されるのは、ミクロ経済論等の教科書的な抽象論や財務諸表論等の公認会計士資格対策の講義ばかり…
日本のトップレベルの大学における経済学部でさえ、実用的な投資ハウツーから逃げ出してしまっている、これが日本の現状です。
したがって、私が投資でセミリタイヤするまでに学んだことは、すべて独学によって習得したものとなります。
というよりも、独学によってしか投資に関する手法を学べなかったのです。
ここから必然的に導かれるのは、「どうやって適切に独学をするのか」という問題でしょう。
投資は独学によってそのスキルを身につけるしかありませんが、ご存じの通り、どんな形の独学でも良いというわけではありません。
投資によって堅実な成果を出すためには、成果が出やすい独学方法を知る必要があるのです。
そこで以下では、投資を独学で勉強する方法についてお話させていただきます。
3. 投資を独学で勉強する方法とは?
では、ここからは具体的な独学で勉強するためのツールについて、私個人の考えを説明します。
投資でセミリタイヤに成功するまでに意識したポイントを紹介するので、ぜひお役立てください。
本・書籍
本や書籍は投資について学べるとても有用な独学ツールです。
ただし、どの本を選ぶかには注意をしてください。
その際、重要な観点は、「自分より成果の出ている人のコンテンツかどうか」です。
例えば、コンテンツの厳選がされていないような粗雑な雑誌類からは何も学ぶことができません。
ダイヤ〇ンドzaiを読むだけで投資に成功するのなら、日本中にミリオネアが溢れているはずですよね。
投資は結果です。
結果を出していることが、投資手法の適切さの証明となります。
ただ、短期的な結果では意味がありません。
相場の状況次第では、運次第で単発的な成功を手に入れられることもあるからです。
あくまでも、あなた自身よりも中長期的に大きな成果を出している人の著作物から知識を習得するようにしてください。
WEBメディア・SNS
WEBメディアからの情報も、投資を学ぶにあたっては有益な情報を提供してくれることがあります。
本や書籍と同様、自分より成果の出ている人のコンテンツから学ぶという姿勢は維持しましょう。
ただし、ここにWEBメディアであるが故に注意を要する点があります。
それは、投資情報に対する信憑性です。
現在、デジタル技術が過度に進展しているために、画像情報などの加工が極めて容易となっています。
成果を示すスクリーンショットなども簡単に書き換えられるために、投資情報を配信している人の成果やコンテンツ自体に対する信頼性を正確に見極めなければいけません。
個人的には、投資情報配信メディアのうち、数字ばかりを極端に強調する“キラキラ系”に分類されるものは目にしないように意識をしています。
この心がけは、みなさんにも強くおすすめします。
資格
投資の技術を磨くにあたって、特別な資格は必要ありません。
常に時勢を生々しく反映する相場動向に対して、形式的な学習によって取得可能な資格は通用しないのが通常だからです。
ただ、どうしても知識に貪欲であったり、ある種の自信のようなものをご自身の糧にしたいという方は、下記をご参照ください。
投資/資産形成セミナー
実は、私はほとんど投資セミナーに行ったことがありません。
その理由は、私よりも成果を出している人の主催するセミナーに出会ったことがないからです。
本やWEB情報と同様、投資に関する有益な情報を得られるかどうかは「自分と比較して成果が出ているか」という結果のみで判断できること。
したがって、残念ながら私個人にとって有益な情報を提供してくれるセミナーには恵まれませんでした。
ただ、これは皆さんにあてはまることではありません。
中には、ご自身より成果を出している方のセミナーに出会えるという幸運な方もいらっしゃるでしょう。
その際には、その方の主催するセミナーが投資教育目的を主眼に置いている場合に限って積極的に参加するようにしてください。
実際のところ、投資/資産形成セミナーの多くは、サービスや商品などのセールスのために開催されている場合がほとんどです。
商業目的で開催されているセミナーでは、講演内で提供される情報の確度が低い、または、単なるポジショントークであるリスクがあるのでご注意ください。
投資の実践
投資は実践です。
実践に勝る学習はないと言っても過言ではありません。
あらゆる物事について当てはまることですが、自らの経験からこそ深みのある学びは得られるものです。
失敗を客観的に分析し、その現実に対して下す冷静な自己評価こそ、あなた自身にとっての最高の教材です。
ただし、いざ実践をするにあたっては注意しなければいけないポイントがあります。
まずは、闇雲に投資と呼ばれるものすべてに手を出さないということです。
例えば、投資の対象として不動産が挙げられます。
不動産投資は有効な投資手段の一つですが、「とりあえず実践してみよう」という程度の心意気で手を出すものではありません。
手放したいときにすぐに売れないリスクや、金融機関などからの借入れ履歴に傷が付く可能性を孕むものだからです。
また、投資における欲と恐怖に支配され過ぎないという点にも注意が必要です。
投資を実践していると、いろいろな観点から感情が揺さぶられます。
感情の高まりを動機として行うものはただのギャンブルです。
冷静かつ俯瞰的な視点を育成しましょう。
4. 投資を独学で勉強する際の5つの注意点
それでは、投資を独学で勉強する際の注意点を5つ紹介します。
独学とは、孤独な闘いです。
孤独に歩みだからこそ慎重であるべきですし、そこにある困難を乗り越えたときの実益は、すべて自身の手に入ります。
以下の注意点を意識しつつ、着実に投資の知識を獲得してください。
投資の本質を知ることを大切に
独学の際に重要な視点は、投資の本質を知ろうとする意識です。
独学で投資を学びはじめると、どうしても即効性のあるツールや理屈に意識が流されてしまいます。
しかし、表面的な理論、短期的な成果は成長に繋がるものではありません。
投資とは、長期的に大きな成果を生み出すことによってはじめて成功という評価を得られるものです。
実際に長期間成功している人の話を聞いてみてください。
軽薄な理屈を語る人にはない、投資の本質をうかがい知ることができるでしょう。
技術よりも感情が重要になる場面も多い
投資で長期的な成果を出すためには、技術はもちろんのこと、感情をいかにコントロールできるかが重要です。
実は、投資で成果を出すためには二段階のプロセスをスムーズに進める必要があります。
それは、「適切な投資方法を習得すること」と、「習得した投資方法を適切に実践すること」です。
そして、後者の投資方法を適切に実践する段階において、人間からは決して切り離すことができない「感情」が成功への障壁となりうるのです。
どれだけ正しい方法を知っていたとしても、お金が絡む、しかもその金額が多ければ多いほど、欲望と恐怖があなたを襲います。
したがって、感情面の起伏をコントロールする術を身につけること、それが投資で成果を出すための大きな要因となるのです。
現在、投資で成功する資産家が少ないのは、「正しい方法を知らないから」だけではなく、「正しい方法を継続できないから」です。
多くの人が陥る失敗を犯さないように、精神的なタフさを大切にしましょう。
辛抱のプレゼントはとてつもなく大きい
投資を実践すると、どうしてもすぐに成果を求めてしまいます。
ただ、本来個人に向いた資産形成方法とは、中長期的なスパンで複利を受け取ることによるものです。
これは、わずかな期間で実益が生じるものではありませんが、ほんの少し辛抱するだけで爆発的な成果をもたらします。
実際、あのウォーレン・パフェットでさえ資産を爆発的に増やしはじめたのは1986年、パフェット自身が56歳になった頃です。
彼は2007年時点で、前年度よりも資産額を100億ドル増加させるに至っています。
つまり、誰しも投資によって目覚ましい成果が得られるにはある程度の時間が必要なのです。
それまでの辛抱こそ、やがて得られる満足のための投資と言えるでしょう。
投資の実行の前にメンターに一言相談を
投資を実践する前に、ぜひメンターに相談をしてください。
自分では状況を客観視できているつもりでも、案外人から見たら冷静な判断をできていないのが明らかな場合が少なくないからです。
当然のことですが、投資に踏み出してから投資前の状態に戻ることはできません。
これでは、投資の是非それ自体に対する判断を第三者に相談できないのです。
私自身も個別相談の機会によく経験するのですが、「お金を出す前に一言相談してくれたらよいのに…」と思うことは少なくありません。
投資を独学で勉強している間は、いざ投資に踏み切る前に一言相談をしましょう。
ただし、ただの友人や親戚に相談するのはNGです。
投資に関する判断は、常に自分よりも圧倒的に成果を出している人でなければいけません。
ぜひご自身のメンターを見つけ、その人に都度アドバイスを乞う姿勢を意識してください。
一人で投資を勉強しない方が良い人もいる
ここまで投資に関していろいろな話をしてきました。
その上で、ご自身に問い直していただきたいことがあります。
それは、「一人で投資を学べそうか?」ということです。
冒頭で、「投資は独学でしか習得できない」と申し上げました。
もちろん、それは確固たる事実です。
投資についての学習環境が整備されていないこの日本では、そもそも投資とは独学でしか成し得ないものだからです。
ただ、「何を活用して独学を進めるのか」という段階に考えを進めると、「独学」と「他者を排除すること」は必ずしも同じではなくなります。
私は、運よく仲間やメンターにさほど頼ることなく、他の手段によるインプットと実践によって投資で成果を出すことに成功しました。
ただ、すべての人にとって私のような方法が最善というわけではありません。
投資にチャレンジする人それぞれにとって、投資を学ぶための適切なツールは異なって当然なのです。
書籍や先人の教えのみで投資スキルを習得できる人(習得できていると客観的にも評価できる人)はそのまま歩みを進めてください。
しかし、少しでも不安があったり、自らの投資技術の確度を高めるために第三者の助言を求めたいと思うのであれば、メンターや仲間を探しましょう。
例えば、メンターの存在は非常に重要です。
投資に関する具体的なアドバイスを得られるからだけではなく、そもそも筋の悪い話から身を守ることができるからです。
また、投資仲間の存在に勇気づけられることもあるでしょう。
孤独な闘いである投資において、孤独感やそれに伴う恐怖心を解消するために、共に成果を目指す仲間の存在はありがたいもののはず。
投資で成果を出すためには、継続性が必須です。
そのためには、見えない未来に踏み込み続けるだけの勇気が必要なのです。
独力では太刀打ちできそうにないという方は、ぜひメンターや仲間の力を借りてください。
5. まとめ:あなたが投資を自ら学ぶ理由とは?
さて、最後にあなたに根本的な質問を投げかけさせていただきます。
「あなたにとって投資とは何ですか?」
お小遣い稼ぎのため、生活費を稼ぐためのツール、大金を当てるチャンスなど…。
このように、投資を実践する人の数だけ、その答えはありうるものです。
ただ、今あなたの中に思い浮かんだ答えは、あなた自身が一切の疑いを持たないほど確固たるものでしょうか?
これこそ、投資を実践するにあたっての最重要項目です。
学ぶ、実践する、継続する、時に相談相手を選びアドバイスをもらう。
このように、投資で成果を出すためには、いくつものハードルを丁寧にクリアしなければいけません。
そして、これらすべてのハードルは、それぞれが独立しているわけでもありません。
投資は、学習を開始したときから成果を出すまでが連続的であるべきものなのです。
その際、あなた自身の中に明確な指針・軸があれば、投資の連続性は保たれます。
指針や軸さえはっきりしていれば、時に生じる損失に対する分析や、それに対する的確な修正を行うことができるでしょう。
これから投資をはじめる方、今現在の投資スタイルに疑問をもたれている方は、ぜひ今一度ご自身にとっての投資の在り方を見つめ直し、あなたの目標が達成される日に向けて歩みを進めてください。