本記事のもくじ
0.【投資の勉強って大変?】学ぶためにかかる時間と労力とは?
出来れば貯蓄をしたいけれど、気付けば結構使ってしまっていて次の給料日を待つ…そんな繰り返しに漠然とした不安を覚え、少しでもそんな不安から解放されたい…との思いで投資を考え始める方もいらっしゃるのではないでしょうか?
と同時に、「投資について学びたいけれど何から始めればよいのか分からない…」「投資の勉強は難しそうで、時間が掛かりそう…」「そもそも勉強する時間がない…」とお困りかもしれません。
私は20代には7年間、普通にサラリーマンをしていましたが、ある気付きから投資に目覚め、わずか30歳にして資産10億円を得て、投資でセミリタイアを達成しました。
今回はそんな私の実体験を踏まえて、そもそも投資を学ぶために時間や労力をかける必要があるのか、そして、投資の勉強にかけるべき具体的時間、さらに、勉強時間がまったく要らない投資の方法について、くわしく解説したいと思います。
1. そもそも、投資は勉強に時間をかけるほど成果が出る
何事もそうですが、投資も例外ではなく、勉強に時間をかけるほど成果が望めます。
アメリカの富裕層調査「となりの億万長者」の事例
アメリカのトマス・スタンリー氏が、一万人以上の億万長者にアンケートやインタビューを行い、億万長者について徹底的に調べ、分析を行った結果と考察をまとめた『となりの億万長者』という本があります。
この本では、同じ年齢層・所得層群で総保有資産額をみたときにどのくらいの位置にいるかで人々を4グループに分類、上位1/4を蓄財優等生、下位1/4を蓄財劣等生と呼び、二つのグループの中間を平均として、蓄財優等生と蓄財劣等生、両者の典型的な例を挙げての比較が多くなされています。
この本の中でも言われていることが、蓄財優等生は蓄財劣等生の2倍の時間を使って投資について勉強をし、投資プランや家計予算を組んでいる、ということです。
私の周りのビリオネアもみな投資に勉強熱心
確かに私の周りのビリオネアもみな、投資の勉強には熱心です。
投資の計画や投資した後の税金の管理に関してなど、みな楽しんで、新しい知識を吸収しています。
そして逆に、嫌々勉強していたり、だらだらと怠惰に過ごしたりしているお金持ちはほとんど見かけません。
2. ただし、「投資」とFXなどの「トレーディング」は別モノ
「投資」というと「FX」などの「トレーディング」を頭に思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれません。
確かに「投資」と「トレーディング」は、対象の商品を売買することで利益を得るという点では同じように見えますが、この2つには決定的な違いがあります。
では、いったい何が違うのでしょうか?
「投資」はプラスサムゲームである
投資をすることはイコール、投資先の企業を金銭面で応援するということで、その投資資金を活用して企業が利益を生むと株価が上昇し、投資家も利益を得ます。
このように、投資の特徴は市場が全体として大きくなることで”プラスサム”のゲームになることです。
”プラスサム”のゲームとは、言葉どおりですが、投資家たちが投資した額の合計と比べると利益の合計がプラスになる、平均すると投資した全員がプラスになっているゲームをいいます。
FXなどの「トレーディング」はビジネスである
FXとはForeign Exchangeの略で、本来は外国為替取引という意味です。
しかし、最近では外国為替証拠金取引という意味あいで使われることが一般的になり、常に変動する通貨の交換比率を利用して利益を得る取引です。
FXなどのトレーディングの特徴は、誰かが得をすれば誰かが損をするという点です。
例えば、あなたが利益を出した時、画面の向こう側には必ず損をした人がいます。
上記の性質から、投資の“プラスサム”ゲームと異なり、“ゼロサム”ゲームだと言えます。
このことからFXは「投資」というよりも「トレーディング」、あるいは、「ビジネス」として考えたほうがよいものなのです。
「トレーディング」は起業するつもりで取り組むこと
FXなどのトレーディングは、投資を始めるぞ!と意気込む全くの初心者の方が、口座を作らせたい証券会社などの宣伝文句を真に受けて安易に始めてしまいがちなものです。
しかし、実際には「投資」という扱いでなく、「ビジネス」として、相当の準備をして取り組んだ方がよいものと考えます。
綿密な計画を立て、確実なスケジューリングと予算立てを行い、2-3年芽が出なくても努力する覚悟で、そして万一うまくいかなかった時の引き所をどうするか、その辺りまで考えるのです。
そうでなければやらない方が良いものですので、トレーディングも新規ビジネスの立ち上げ同様、起業するくらいの覚悟で取り組むべきことなのです。
3. たった「週2-3時間」の投資の勉強で圧倒的な差がつく
あなたは週にどのくらい勉強をしていますか?
また、日本の社会人の平均勉強時間をご存知でしょうか?
日本の社会人はそもそも投資に限らず、何も勉強しない
驚くべき数字なのですが、平成28年の総務省の社会生活基本調査により、日本の社会人の平均勉強時間は「1日にたったの6分(!)」という結果が得られました。
また、日本では社会人が学校などに入って学び直しをする機会を持つ割合が先進国一少ないというデータもあります。
なお、日本の社会人は「自分のキャリアは自分で作る」という意識に乏しく、勉強含め、自己投資の概念に欠けるところがあります。
これらは全て、日本企業に特有の雇用形態である、新卒採用、年功序列、終身雇用など、今までの日本社会や企業のあり方によるところが大きいように思います。
忙しいサラリーマンも、たった週2-3時間で資産形成が進む
このように勉強をほとんどしない日本の社会人ですが、年功序列や終身雇用の崩壊はもはや時間の問題のいま、今までと同様に勉強せず、自己投資をしないようでは、自由度が高い未来は描き辛くなっているのが現実です。
週にたったの2-3時間勉強をするのでも状況は相当変わってきます。
突然2-3時間を捻出するのが難しいと思われるようでしたら、まずは1日に最低10分以上の勉強時間を見つけるところから始めて、次第に週に2-3時間を目指してみてもいいでしょう。
あなたは、そんな人生が変わるかもしれない2-3時間をムダに過ごしますか?
4. それでも勉強の時間をかけずに投資ができる方法が知りたい
それでもやはり週に2-3時間を捻出するのは厳しいところがある、あるいは、できる限り投資の勉強に時間をかけたくない…という方に3つの方法をご紹介します。
1. 第三者に投資/運用を任せる
まず第一に、第三者に投資や資産運用を任せるという手があります。
例えば、投資信託・WRAP口座・その他各種ファンドなどです。
投資信託とは、投資家から預かった資金をまとめて、資産運用の専門家であるファンドマネージャーが株や再建などの複数の商品に投資や運用を行う金融商品をいいます。
WRAP口座とは、投資家が証券会社などの金融機関にある程度のまとまった資金を預け、資産管理や運用を代理で行ってもらうための専用口座です。
その他、 金融機関・機関投資家や個人などの特定の投資家から集めた資金をもとに運用を行い、それにより得た利益を投資家に還元する仕組みの各種ファンドがあります。
全て、第三者に投資や資産運用を任せる方法です。
2.有力投資家を真似するコバンザメ戦法
次に、有力投資家の投資法を真似をするコバンザメ戦法により投資する方法です。
上手に儲けている有力投資家が発信する情報や、知り合いの投資家の手法をまるまる真似する方法です。
有力投資家がとある銘柄を買えばすぐさま真似して同じ銘柄を買い、売れば同様に売るのです。
まれに上手く行っている人も見かけますが、自分で判断をしていないことで、当然ながらどこで利確や損切をすべきかを決め難いのが難点です。
3.投資のメンターにアドバイスをもらう
3つ目が、投資のメンターにアドバイスをもらう方法です。
人生、ビジネス、勉強、趣味…どのような分野においても、自己流でなく、その道のプロから学ぶことは成功への一番の近道の1つなのではないでしょうか。
投資に関しても例外ではないのですが、なぜか投資となると、自分で何とか出来る気がする、と思う方は少なくないようです。
もちろん、本当に十分に勉強した上でなら、自力で投資を始めるのは選択肢のひとつかもしれません。
しかしながら、投資で身につけるべき正しい知識が一般には出回っていないことに加えて、成功確率を上げるにはやはり経験値の高さが重要になってきますので、投資こそ、実践経験のあるメンターの助言が必要だと思うのです。
最低でも1人、できれば数人のメンターがいることが望ましいでしょう。
結局、どの方法も人を選ぶ作業とセンスが必要
上記の方法で、大量の投資に関する勉強をしなくても投資をすることが可能になりますが、そのためにするべき大切なことが1つあります。
それは、任せる人を選ぶことです。
任せる人を選ぶのは、あなたの責任と労力をもって行う必要があります。
投資を任せる人に必要な条件
私が大まかに考えるところでは、投資を任せる人を選ぶための必須の条件は、とても大きな資産を持っている(と思われる)こと、その資産の保有期間が長い(と思われる)ことです。
とても大きな資産があり、その保有期間が長い、ということは、「投資で成功を続けていること」、そして、「投資で大きな失敗をしていないこと」の証なので、信頼が置けるからです。
そして更に、出来ればあるとよい条件としては、現在の自分と近い場所からスタートしていること、自分の望むライフスタイルで生きていること、幸福な人生を送っていることなどが挙げられます。
例えば投資を任せる人が元々自分のようなサラリーマンだったなど、現在の自分と近い場所からスタートして成功していれば、これから資産を増やしていく参考にもなりやすいものです。
また、自分の望むライフスタイルで生きて幸福な人生を送っているならば、成功後のライフスタイルをイメージしやすいことで、成功への近道にもなり得るからです。
投資を任せる人の探し方
任せる人の探し方としては、お目当ての投資家の著書・ブログなどの執筆物があれば読んでみるとよいでしょう。
公演やセミナーを開催している方であれば、実際に参加してみたり、また投資家向けの講座や勉強会を開催している方であれば、そちらへ参加してみる選択肢もあるかと思います。
また、書籍などから著者の情報や連絡先を得てコンタクトをとってみたり、セミナーや講演会、投資の講座や勉強会で直接質問や名刺交換をすることもできます。
そして、事後にメールなどで連絡してみたり、懇親会などがあるようでしたら参加をして、個人的なコネクションを作っていくのもよいでしょう。
さらに、こういったルートで自分の望む人に直接知り合うことができなくても、知り合いなどに投資家のネットワークを通じて良い人を紹介してもらうのもいい方法です。
5. 投資を学ぶ時間は楽しく・人生のプラスになる
先ほども述べましたが、投資に関することの大枠、また細かなことに関してでも、学び、新しい知識を得る時間というのはとても楽しく、人生のプラスになることです。
そもそも投資に限らず、どの分野でも新しい知識が必要
何も進歩しない分野などありませんので当然のことなのですが、どの分野であっても、新しい知識にアンテナを張り巡らせ、学んでいくことは常に必要です。
何も吸収せずにいることは、当然ながら、世界の進歩に比べてあなた自身が後退していくことを意味します。
私自身、日々投資を学ぶことを楽しんでいます
私自身、これまでに、株・不動産・現物・その他金融商品、ありとあらゆるものに投資してきましたが、いまだに新しい発見がたくさんあります。
もちろん投資収益につながるということもありますが、そうでないものでも、とにかく投資を学んで知的な刺激を得られることで、日々の充実につながっています。
6. 最後に:投資を正しく勉強する方が増えることを願って
投資には、数え切れないほどの商品や投資方法、投資計画、考えるべきリスク、税金のこと…投資には学ぶべきこと、考えるべきこと、経験すべきことがたくさんあります。
そのため、いくらご自分の力だけでやってみようと意気込んでみたところで、その膨大な情報量に圧倒されてスタートすら切れない、もしくは適当にスタートしてみたもののあとあと後悔することに…なんてことがあるかもしれません。
また、学んでいく過程で壁にぶち当たることも多いかもしれません。
常に出てくる新しい情報を追っているつもりでも追い切れていないかもしれません。
そうこうしているうちに目的や方向性すら見失ってしまっては元も子もないのですが、残念ながら実際にはこのような方が多くいらっしゃいます。
投資とは本来、簡単かつシンプルなものなのに、学校で投資に関する教育は一切されることがない上に、巷には玉石混交で誤った情報も溢れています。
そのため、自己流で間違った方向に進んでしまいがちで、「投資は難しい」とみな勘違いしてしまっているところはあるのではないでしょうか。
試行錯誤を繰り返して自分自身の一定の目的地にたどり着いたいまの私には、夢があります。
それは、私の経験を投資で成功したいと考える方々に共有することで、将来の不安に苛まれることなく、経済的に自立し、楽しく生きる人が増えること、時間・お金・場所の制限のない最高の人生を送る仲間を増やすこと、そのために人生をより豊かにするための情報や場を提供することです。
皆さんが投資の迷子にならず、投資で大成功するための良き相談相手になれたら嬉しく思います。