日本は空気並みに感じない「ハイパー拝金主義」(概要動画つき)

投資家が知っておくべき拝金主義と付き合い方

2019/03/22 目次を追加し、全文をリライトしました

2019/10/17 参考記事を追加し、全文をリライトしました

2020/01/30 参考記事・タグを追加し、本文をリライトしました

2020/05/13 参考記事を追加し、本文・目次をリライトしました

0. 日本は空気並みに感じない「ハイパー拝金主義」

認識がない方がかなり多いのですが、タイトルの通り、日本は「ハイパー拝金主義」の国です。

 

実は、認識が無い方が多いのも当たり前と言えば当たり前で、もうほぼ全員が「空気」としか感じないほど普通に浸透してしまっているからです。

 

本記事では、どうして日本がハイパー拝金主義だと言えるのか、そして、そうなってしまった要因について、解説しています。

 

さらに、私が資産をつくるプロセスで経験したことを踏まえ、そもそもお金にどこまでの意味があるか、そして、どう扱えば幸せな人生を送って行けるのか、お話したいと思います。

 

1. 拝金主義とは?

「拝金主義」の定義

まずは、拝金主義の辞書的な意味を見てみましょう。

 

広辞苑によると、「拝金」とは以下の意味とあります。

 

―金銭を無上のものとして崇拝すること。金銭を甚だしく大切にすること。

 

まさに、カネ以上の存在はない!と心から信じている状態ということになりますね。

 

日本的な拝金主義

日本では、一般的にお金への執着を示したり、自分が豊かであることを誇示したりするのは、社会的に好ましくないことと思われる風潮があると思います。

 

一方で、表面的・対外的には興味の無いふりを演じながら、内心お金さえあれば幸せになれるのに…とお金に取り憑かれてしまっているのが日本の拝金主義の特徴だと思います。

 

アメリカなどでは社会的にこういった経済的ステータスを見せることは、個人の選択において、恥ずかしげもなくやれば良いことと思われています。

 

そういった意味で、日本の拝金主義は平たく言えば「むっつりスケベ」のような、あるいは、アクセルとブレーキの両方を踏んだような状態になっているのです。

 

2. 日本で根強い拝金主義を感じる瞬間

アメリカよりも「アメリカ的」な日本

これまでの話を聞いて、

「日本よりアメリカなど欧米の国の方が拝金主義じゃないの?」

と疑問に思う方もいるかもしれません。

 

が、私の認識では日本の方が拝金主義が根強いものと思っています。

 

それは、日本はほぼ全員が選択の余地がないかのように、疑問も持たず同じ色に染まっているからです。

 

アメリカなど欧米では、お金を崇めることは人生のひとつの考え方に過ぎないと分かった上で、自分がそれに従うか、それとも、その他の道を選ぶか考えている人が圧倒的に多いように思います。

 

私は、拝金主義的なモノの見方については、かえって日本の方が「アメリカよりアメリカ的」だと感じています。

 

日本の拝金主義を感じる瞬間

それでは、どのような場面で日本の拝金主義が感じられるのでしょうか。

 

例えば、以下のようなシーンが典型的だと思います。

  • 結婚する相手の条件上位に、普通に「年収」が入ってくる
  • 世間話に、普通に「年収」の話題が入り込んでくる
  • 就職先選びで、年収を最重要の条件にしたために、他の条件は犠牲になる
    (そして、そのことに疑問を感じない)
  • クリエイティブな仕事(画家や工芸家など)をしている人がインタビューを受けると、決まって謙遜しながら、「年収は低いですから…」とコメントする
  • 「年収xxxマン」のような、年収金額をタイトルにしたマス向け番組が放送される

    …etc.

 

そして、このような場面が単に起きるということだけでなく、例えば、私達が無意識に年収を条件に就職先を選んでしまうように、選択の余地すら自分で感じていない(!)ことがとても特徴的だと思います。

 

私が「ハイパー拝金主義」というフレーズを使ったのは、もはや空気並みに無意識に染み込んでしまっているからです。

 

3. 日本が拝金主義に染まった要因

私は社会学者ではありませんが、どのような要因で日本が拝金主義となったのか、3つの要因を考察してみたいと思います。

 

高度成長期の物質主義

高度成長期には、より多くのお金を手にして、物質的な豊かさをどんどん高めていくことが信奉され、みなそれを疑問なく喜んでいた時代だと思います。

 

私は物質的な豊かさを否定する立場にはなく、むしろ、手段として活用したほうが良いと思っている人間ですが、豊かさを高める経験を続けていると、他の快楽と同じように、一種の中毒的な状態になってしまいます。

 

そうすると、物質的な豊かさをさらに高めることでしか、悦びが感じられなくなってしまい、そして、他の悦びが存在する可能性すら見えなくなってしまうものです。

 

高度成長期を経験した世代が人口的にも多く、社会をコントロールする立場にいることは社会の価値観に大きな影響があると思います。

 

メディアと産業に教育された日本人

受け手側と送り手側とどちらが先かはなんとも言えませんが、メディアが画一的な価値観を持つ愚かな日本人を生み出してしまったことは一つの要因としてあると思います。

 

他人の年収の金額を訊いてみたり、有名人の財布の中身を覗いてみたり、他人の家や持ち物の値段を訊いたりするつまらない内容で喜んでしまう価値観が広く浸透してしまったのです。

 

そして、当然ながらそのレベルから抜け出す機会も、メディアはつくり出すことができなかったのです。

(もちろん、受け手の日本人も低俗な情報を拒否することが出来なかったとも言えます。)

 

さらに、こういった画一的な消費に関する価値観を持ってもらえると、とても助かる人たちがいます。

それは、メディアにお金を出すスポンサーであるいろいろな企業や産業です。

 

彼らにとって、何も疑問を持たずに、ステータスを有難がり、高級品を買い漁ってもらうように日本人を教育していくのがもっともラクな「マーケティング」なのです。

 

全方位の親米主義

政治・経済ともに、日本がとてもアメリカと親密な関係であることは多くの方が認めることだと思います。

 

そして、実は、文化や価値観の面でも、日本人がなんとなくイメージで想像し、憧れているアメリカに向かっています。

 

しかも、それはイメージでしかないので、実際のアメリカよりもアメリカ的なものなのです。

 

アメリカ自体は別に良くも悪くもないものですが、文化や価値観も世代が下になるほど染まっていることには気づいたほうが良いのではないかと思います。

 

日本は、同じく戦争に負けたドイツのように、昔はアメリカを手本にしていたが、独自の道を探すことはできていないのです。

 

4. 銀行口座のお金に本来意味はない

拝金主義に関心を持つ方、あるいは、自分は拝金主義から脱したい…という方に、ぜひ自分に何度も言い聞かせていただきたいことがあります。

 

-それは、「銀行口座のお金に本来意味はない」ということです。

 

銀行口座にお金がいっぱいになってから気づく人がほとんどなのですが、そうなる前によくよく考えておいたほうが良いのです。

そうしないと、経済的に豊かになっても、精神的に満たされない生活を送ってしまう可能性があるからです。

 

多くの一般人は、お金さえあれば幸せになれるものと思いがちですが、ありあまる経済力があるだけにお金持ちは選び取れる無限の選択肢の中から、何が自分の幸せなのか、自分で真剣に考える責任があるのです。

これは、贅沢な悩みのように見えて、苦しむ人は一生苦しむ問題です。

 

かく言う私もある程度認識していたものの、いざ自分がセミリタイヤして初めてこのことの重さが心からわかったのです。

 

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5. あなたが拝金主義から脱する3つの方法

不要なメディアの情報を遮断しよう

まずは、TV・雑誌、その他の各種広告メディアの情報を完全シャットアウトしましょう。

これらのメディアは基本的に、広告主であるスポンサー企業の広告費用で成り立っています。

そのため、どの情報も基本的には、広告主が喜ぶ消費喚起をするものになっています。

この情報を遮断することで、自分に必要なもの・自分が欲しいものを考えるベースが出来上がっていきます。

人間は、内容を信じないと強く思っても、見たり聞いたりするだけで影響を受けてしまいますので、TVはつけない・雑誌は買わない、というのがベストな選択肢でしょう。

 

あなたに関係ない、他人や社会の価値観に注意しよう

あなたがお金を使って実現したい、自分や家族の幸せな生活を決めるにあたって、邪魔になるもの、それは、知らず知らずのうちに染まっている他人や社会の「価値観」です。

例えば、今回取り上げている「拝金主義」についても、自分が染まっている可能性に気づいていないと、使い途もないお金を貯め込む守銭奴になってしまう可能性があります。

 

社会には、今回の拝金主義以外にも、浸透している社会の価値観が多くありますので、自分が染まっている可能性を自覚したほうが、自分にとって良い使い途を正しく決めていくことができるのです。

例えば、日本人として日本を大切にする気持ちや会社員として会社を愛する気持ちなども外してしまった方が幸せになる場合もありますので、多くの人が共通にあまり理由を考えずに信じている価値観は注意しておくとよいと思います。

 

下記の記事にもあるように、多くのお金持ちの方は、「時間」「健康」「人脈」を大切にする傾向を持っているように思います。(ここには「お金」は入っていません!

こういったものも参考にしていくと良いかも知れません。

 

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お金を活かすための使い途を考えよう

これからもし自分や家族のために資産を築きたい、という方は、何よりもまず「使い途」という目的地を先に決めることが大切です。

 

銀行口座に眠る預金に虚しさを感じる前に、築いた資産を何のために活かすのか、これを決めて資産をつくっていくことがとても大切です。

 

こうしておくことで、資産が増えた後に戸惑うことが無いだけでなく、資産を目標額までつくれる可能性自体が相当に高まります

 

人は、使い途が見えていることでモチベーションも上がりますし、何より必要とする人のところにしかお金や資産は集まりにくいようになっているものなのです。

 

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6. 日本の「ハイパー拝金主義」のまとめ

  • 日本では、拝金主義を拝金主義と感じないほど、拝金主義が空気のように染み込んでしまっている
  • 日本は、歴史的な背景やマスメディアの情報によって「アメリカよりもアメリカ的」な価値観が画一的に広まってしまっている
  • 拝金主義に限らず、他人や社会の価値観を自覚した上で、自分がどうお金を使えば幸せになるかをゼロベースで考えたほうが良い
  • 先に「使い途」を考えておくことで、お金や資産が増えたときに戸惑わないだけでなく、お金や資産を増やせる可能性自体も高めることができる

 

今回の記事はいかがだったでしょうか?

Midas Minds ブログで、資産を増やして豊かになるためのテクニックやスキル以外に、こうしたマインドづくりに役立つ情報を提供しているのは、豊かで幸せな人生を送るためには両方がバランスよく必要だからです。

 

みなさんが、今後幸せな人生をおくるプラスになりましたらとても嬉しく思います。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

八乙女暁

Midas Minds LLC 代表 ジャストフィット投資法™ 専門家 八乙女暁(やおとめさとる) 投資家/経営コンサルタント/米国公認会計士 30歳で資産10億円以上を得て、セミリタイヤを達成。 その経験とノウハウを活かし、あなただけの自由な時間を手に入れる “ジャストフィット”投資法をみなさまにお教えしています。 時間/お金/場所の「制限ゼロ」の人生を送る仲間を増やしたい、 その夢に向かって、日々活動しています。 2019年7月に初の著書の出版を予定。