2020/05/25 目次をリライトし、関連記事を追加しました
0. 投資を目的にしてはいけない人・目的にしてしまいたい人
投資や資産形成の分野で、私がもっとも致命的で、もっとも正したいと思うこと、
それは、『目的と手段の履き違え』です。
なぜ、投資において目的と手段を履き違えるのが致命的なのか、
そして、どうして履き違えることが多くなりがちなのか、
その理由や背景について、『目的にしてはいけない人』
そして、『目的にしてしまいたい人』それぞれの観点からお話したいと思います。
1. 投資を目的にしてはいけない人
さて、まずは『投資を目的にしてはいけない人』、一体これは誰のことでしょうか?
ーそう、これはあなたや私を含む、投資家全員のことです。
資産を守り・増やすことが最終目的になるか?
個人の投資家にとって、単純には、資産を守り・増やす営みが投資と言えると思います。
このことがひとりの人間にとって、人生の最終目的となることはあるでしょうか?
すべての人にとって、お金や資産は「使い途」を伴わなければ、
ただの数字であり、何の意味もありません。
自分や家族の幸せのため、素晴らしいビジネスを拡げるため、
寄付や社会貢献をするため…etc.
老後のために貯めておく資金が必要ではないか、と思った方もいるかも知れませんが、
それもいずれ老後に使うという「使い途」があるもののひとつに過ぎません。
さらに、当然のことながらいくら使わないお金や資産を溜め込んだところで、
あの世に持っていける人はいません。
そして、死ぬ時に、自分の通帳や財産を見てニヤニヤしながら逝ける人も絶対にいません。
2. 投資を目的にしてしまいたい人
それでは、「投資を目的にしてしまいたい人」とは、一体どのような人たちでしょうか?
目的にしてしまうことがとても都合の良い人たちが、実はたくさんいるのです。
投資を目的にすると都合の良い人たち
投資を目的にすると都合の良い人たち、それは、証券会社・銀行・保険会社などの投資家に投資することを勧める人たちです。
投資が目的、つまり、ゴールとなっていたら、どれほど都合が良いか、想像してみましょう。
『投資=ゴール!』と顧客である投資家たちを教育できていれば、あとは何をすれば良いでしょうか?
はい、あとはゴールに向かってまっしぐら!
口座開設手続きをし、投資資金を振り込んでもらい、推奨商品を買ってもらうだけ!
とっても営業がラクなんです!
この投資を行うのは一体何の目的だろうか??、、なーんてひとつひとつ考えさせるのは時間もかかるし、面倒なのです。
というか、営業マンたちもよくわかっていない。。。
「この投資信託を買えば、、、」⇒ ゴール(目的)達成!
「このワンルームマンションを買えば、、、」⇒ ゴール(目的)達成!
という図式にしておいた方がマーケティング上、圧倒的に効率が良いのです。
投資が目的化した投資家が量産される理由
そのため、世間一般に流れている情報は、投資を目的として捉えたものばかりが溢れるようにできています。
結果として、その情報をそのまま受け取ってしまうと、バッチリ投資が目的化した投資家が量産されていくのですね。
賢く、物事がわかっている方であっても、この点を履き違えてしまいやすいのは、構造上の問題なのです。
3. まとめ
投資はどこまでいっても「手段」
資産を守り・増やす営みである投資は、どこまでも何らかの使い途のために資源を得る「手段」
だと常に忘れないようにしましょう。
油断していると、すぐにマーケティングのために飛び交う情報、あるいは、染まった投資家たちの考えが
あなたの頭にも染み込んできてしまいます。
「ライフスタイル(=使い途)」に沿った投資を勧める理由
私がジャストフィット投資法™として、ライフスタイル(=使い途)をゴールとした
投資や資産形成を推奨しているのはまさに投資を目的化させないためです。
自分の最高のライフスタイルを描き、そして、それを実現するためだけに投資を行うのです。
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