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2019/02/07 「はじめに」「お金持ちとは?」を追加、「お金持ちのお金に関する基本的な7つの考え方」に追記しました
2020/01/30 タグを追加しました
2020/02/26 タイトルと本文をリライトしました
0. 【お金持ちと貧乏人の違い】幸せなお金持ちだけが知るお金の考え方7つと使い方5つ
投資に興味がある方が最終的に目指すもの―それは当然、人それぞれ異なっているかもしれませんが、経済的に豊かなお金持ちになりたい!と望む方は多いと思います。
そして、単に経済的な豊かさだけではなく、精神的にも満ち足りた幸せなお金持ちになりたいと思う方が大半だと思います。
それでは、幸せなお金持ちとそうでない人にはどのような違いがあるのでしょうか?
実は、そこには価値観・考え方、お金の使い方を含む行動原則に明確な違いがあります。
しかし、だからと言って「幸せなお金持ち」になることが難しい訳ではありません。
正しいお金持ちのルールを知った上で、それに合わせて行動していくだけです。
(多くの人は、正しい手本が身の回りにいないために、お金持ちになれなかったり、なれても不幸せになったりしてしまいます。)
投資やビジネスで資産が増える前から知っておくことで、着実に「幸せなお金持ち」への道を辿っていきましょう!
1. お金持ちとは?
まずは、そもそも「お金持ち」とはどんな人たちなのか、解説していきたいと思います。
お金持ちは「収入が高い人」?
経済的な意味で、お金持ちとはどんな人達でしょう。
収入が何千万何億円と高い人のことでしょうか?
日本では、特に誤解が多いようですが、世界的にはお金持ちとは「資産を多く持つ人」のことを指すのが一般的です。
そのため、例えば個人の年間収入が数百万円でも、多額の資産を持つ超大金持ちに該当することは当然あり得ます。
日本では、直ぐに年収水準の話になりやすいものですが、本当のお金持ちを目指している方々、あるいは、既にそうなっている方々は「自分の資産をいかに増やすか?」だけに力を注いでいます。
また、以前の記事でもお話ししましたが、特に個人の収入はむしろ少ない方が税金等の面で「お金持ち」になりやすいので、その点も理解しておきましょう。
(参考記事:お金を残す大原則:収入と所有物を減らそう)
日本に「お金持ち」はどのくらいいるか?
それでは、「資産の額」という観点でのお金持ちは日本にどのくらいいるのでしょうか?
資産額いくら以上がお金持ちという明確な定義はありませんが、総務省の家計調査の結果を見てみましょう。
平成26年度の家計調査によると、人数が2人以上の世帯で資産が1億円以上ある世帯は6.1%とあります。
もし仮に日本円建ての億万長者がお金持ちだと定義すると、日本の20軒に1軒以上は「お金持ち」ということになります。
お金持ちの数にどのようなイメージを持っていたかにもよりますが、大してレアな存在では無いことがお分かりいただけるかと思います。
例えば、近所の知り合いの家20家庭の中で、1家庭以上はお金持ちというイメージでしょうか。
少なくとも円建てで億万長者になるのは、比較的簡単なことだと覚えておきましょう。
このイメージを持っているだけで、よりお金持ちに近づきやすくなります。
(参考記事:複利:世界の8つ目の不思議)
2. お金持ちのお金に関する基本的な7つの考え方
1. お金は世の中にいくらでもあふれている
お金はどこまで突き詰めても、人間がつくった「情報」や「概念」に過ぎません。
あなたが紙幣や硬貨を大切にするとき、それは、紙や金属を大切にしているのではなく、紙や金属に与えられている価値という「情報」を大切にしています。
また、預金残高も銀行のサーバーに記録された0と1の配列なので、もちろんただの「情報」です。
情報であるということは、まるでPCで情報をほぼ無限にコピーできるように、いくらでも増やせるということになります。
そして、「足りない」「増やせない」「限界がある」などのネガティブなイメージや概念を持っていると、単なる情報であるお金はその通りになってしまいます。
そのため、お金があふれていると認識しておくことはとても重要なのです。
(参考記事:お金の本当の正体)
2. 口座に眠るお金には何の意味もない
幸せなお金持ちは、どのような方法にせよ、お金は最終的に使ってしまわなければ、無意味なことを知っています。
先ほどもお話ししたように、例えば、銀行口座の残高は銀行のシステムの中で、サーバーに刻まれた単なる1と0の数字の並びに過ぎません。
(特定の誰かの紙幣が銀行の金庫の中に存在しているわけではないですよね。)
そして、そのようなただの数字を当然ながら墓場に持っていくことはできません。
そのような無意味なものを追い求めたところで何の意味もないことはお金持ちほど良く知っています。
そこで、自分や家族、友人、社会の幸せのために、可能な限り上手に使ってしまった方が良いと分かっているのです。
3. 預金残高より「信頼残高」の方が大切である
「人からの信頼は財産である」
これは多くの方が耳にしたことがあると思います。
他人からの信頼が投資やビジネスに、そしてプライベートにも最高の結果を与えてくれます。
例えば、良い投資やビジネスの案件の情報は、他人からの信頼度が高い人から順に流れていきます。
そして、信頼のない人には残念ながら良い情報がたどり着くことはありません。
むしろ、そういった人には、質の低い情報ばかりが流れるようになります。
また、同じ理由で、当初は信頼があった人が「信頼残高」を失うと自然と預金残高を増やすことが難しくなります。
お金持ちはこのことをよくよく分かっていますので、自分の信頼・信用には最大限の注意を払って、行動しています。
また、お金の起源からさかのぼっても、元は人どうしの信用取引を助けるためだけのものでしたので、そういった意味でも信頼・信用はお金と同じなのです。
(参考記事:預金残高より「信頼残高」の方が大切な本当の理由とは?)
4. お金は稼ぐより使う方が難しい
多くの人は意外に思うかもしれませんが、お金は稼ぐことより正しい使い方をする方が圧倒的に難しいものです。
お金は可能な限り正しい方法で使い切ってしまわなくてはいけません。
そのため、自分や家族が豊かに暮らせる収入を超えてしまうと、その他の正しい使い方を新たにたくさん見つけなくてはいけなくなるのです。
お金が増えれば増えるほど、すべての支出について、正しい使い方をするための努力がどんどん必要になっていきます。
多くのお金を持つ人ほど、正しくお金を活かすための知恵と技術を磨かなくてはならないのです。
5. 正しく使うと仲間を連れて帰ってくる
ビジネスにせよ、遊びにせよ、社会貢献にせよ、お金は正しく使うとたくさんの仲間を連れて帰ってきます。
そのため、仮に一時的に身の丈に合わない支出のように思えたとしても、感謝の気持ちで送り出すことが大切です。
そうすると、自分の元に帰ってきますので、また正しい使い方で送り出してあげます。
正しい使い途ならば、歓んでどんどん払うべきなのです。
6. お金に無用な執着をしない
お金のない人ほど、お金持ちはお金に執着した「守銭奴(あるいは、銭ゲバ)」だと思っていることが多いように思います。
しかし、実際に最も多くの資産を持っているのは、最もお金に執着のない人です。
お金を最も増やす秘訣は、お金はいくらでもあると理解し、人や社会のために正しく使えばいずれさまざまな形で自分に返ってくると思う「執着ゼロ」の姿勢にあるからです。
(逆に、「今日100万円稼ぎたい!」と考える人が、驚くほど稼げないのは執着がとても強いからですね。)
また、お金について上記のように考えることは経済的にだけでなく、精神的にも豊かなお金持ちへの近道でもあります。
(参考記事:お金持ちになることは執着を一枚一枚はがす作業)
7. 与えることこそが人生の歓びである
お金持ちは、「自分が受け取ること」ではなく、「他人や社会に与えること」が本当の人生の歓びだと知っています。
自分では使いきれないお金を独り占めするより、他人が喜ぶ姿を見ていた方がよほど幸せなのです。
稀に、一生、口座残高だけを眺めて、悦に入ることができる人もいるかもしれません。
私は、そうやってお金を眠らせてばかりいる人を「お金持ち」ではなく、「守銭奴」と呼んでいます。
3. 幸せなお金持ちが知る正しいお金の使い方5つ
それでは、これから幸せなお金持ちが知る正しいお金の使い方5つを紹介していきます。
以下では、易しいものから順番にひとつひとつ紹介していきます。
1. 自分の世界を広げるために使う
1つ目は「自分の世界を広げるために使う」です。
行ったことのない国に行く、利用したことが無い(高級)ホテルやレストランに行く、体験したことのないレジャーや趣味に挑戦する、会ったことのない有名人に会う、乗ったことのない乗り物に乗る、見たことのない美術品を見る…
他、自分が知らない世界を少しでも広げるためにお金を使っていきます。
こうすることで得た新しい体験はとても記憶に残るものです。
そのため、お金は手元から消えたとしても、自分の中に素晴らしい記憶という形のない財産をどんどん増やしていくことができます。
そして、選択肢の中には、少し自分がやりたくないなと抵抗を感じるようなものも入れるようにします。
(ex.スカイダイビング、治安の良くない国に試しに行ってみるなど)
そういったものの中にこそ、素晴らしい発見が多いものです。
なお、選択肢の中には体験を直接買う場合だけでなく、モノを買う場合も含まれます。
例えば、フェラーリを買う人は、クルマが欲しい訳ではなく、街中で視線を集めるという体験が欲しいだけです。
時折、高級品を買うために使うことを一概に否定する方もいますが、すべては高級品を購入する目的次第です。
2. 自分の夢をかなえるために使う
2つ目は「自分の夢をかなえるために使う」です。
これは、自分が望むビジネスや投資を成功させるために直接的にお金を使うものです。
一定のスキルや経験が必要なものであれば、それを手に入れるための自分への投資も含まれます。
また、単に使うというだけでなく、効率的に自分の夢をかなえるために、まとまった金額であったとしても、いち早く使ってしまいます。
3. 自分がすべきことに集中するために使う
3つ目は「自分がすべきことに集中するために使う」です。
2つ目の自分の夢を効率良くかなえるためには、自分以外の人ができることをしてはいけません。
そこで、具体的には、アシスタントや外部のパートナーを雇うことや、有料の設備やツールに積極的にお金を使うことで、自分がすべきことだけに集中できる環境を作り上げていきます。
また、これは社会のために仕事や需要を生み出すことにも、当然つながっていると言えますね。
4. 家族/友人を幸せにするために使う
4つ目は「家族/友人を幸せにするために使う」です。
ここから、他人や社会に与えることで、使い方をより良いものにしていく選択肢が出てきます。
家族に対しては、家族が喜ぶ素晴らしい家を手に入れる、子供のために充実した教育を与える、家族の愉しいレジャーに使う、親のために仕送りをする他、家族が心から喜ぶものだけに使っていきます。
そして、友人に対しては、節目節目でディナーをおごったり、プレゼントしてあげることもあるでしょうし、一緒に海外旅行に行って最高の時間を共有することもあるでしょう。
他人が喜ぶ正しい使い方をすることで、自分の感情がとても充実するようになります。
5. 社会に貢献するために使う
最後の5つ目は「社会に貢献するために使う」です。
家族や友人のように直接のつながりがない人の幸せにつながるよう使っていきます。
分かりやすく、簡単なものだと社会貢献を行っている団体への寄付もありますし、自分で財団やNPO事業のような形で貢献の仕組みから作ってしまうこともできます。
金額が大きければ大きいほど、社会に大きな良いインパクトを与えることができます。
なお、自分の生活に余裕が出る前から、少額でもよいのでやっておくのがポイントです。
こうすることで幸せなお金持ちのマインドが早い段階から身につくようになります。
4.まとめ
【お金持ちとは】
・「収入」ではなく、「資産」を多く持つ人のことである
・仮に1億円以上の資産を持つ人をお金持ちと定義するならば、日本ではおよそ20世帯に1世帯以上が「お金持ち」
・「お金持ち」はさほどレアな存在ではなく、比較的簡単になれるものである
【お金持ちのお金の使い方に関する基本的な考え方7つ】
1. お金は世の中にいくらでもあふれている
2. 口座に眠るお金には何の意味もない
3. 預金残高より「信頼残高」の方が大切である
4. お金は稼ぐより使う方が難しい
5. 正しく使うと仲間を連れて帰ってくる
6. お金に無用な執着をしない
7. 与えることが人生の歓びである
【幸せなお金持ちの正しいお金の使い方5つ】
1. 自分の世界を広げるために使う
2. 自分の夢をかなえるために使う
3. 自分がすべきことに集中するために使う
4. 家族/友人を幸せにするために使う
5. 社会に貢献するために使う
いかがだったでしょうか?
本記事を参考に、正しくお金を活かせる幸せなお金持ちが増えれば、とても嬉しく思います!
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