本記事のもくじ
1.【お金があれば幸せ?】あなたが絶対知らないお金と幸福度の本当の関係とは
「もっとお金があったら…」
「お金が欲しいなぁ」
あなたはこれまで何回そう思ったことがあるでしょうか?
もしかしたら、数えきれないほどその経験がある…という方も多いかもしれません。
現代の社会では、お金は生きていく上で必要不可欠に思えます。
衣食住という基本的な生活を送るためには、確かにお金が必要かもしれません。
さらに、お金は私たちに自由と可能性を与えてくれます。
- 買いたいものを我慢せずに買える
- スマホやパソコンを新しくして快適に作業できる
- 旅行に行ったり家族サービスをしてお金を体験や思い出に変える
お金それ自体は言ってしまえばただの紙切れやデータにすぎませんが、お金を使うことは私たちの人生を豊かにしてくれるものです。
しかし、お金があれば必ず幸せになれる保証があるわけでもありません。
宝くじの高額当選者の中には、突如多額のお金を手に入れてしまったことで心のバランスを崩し、かえって最初の状態より貧しくなってしまう人もいます。
一方で、平均的あるいはそれ以下の収入であっても幸せな生活を送っている人も多く存在しています。
幸せになるには、いったい何が必要なのでしょうか?
「もっとお金があったら…」
「お金欲しいなぁ」
そう思ったあなたは、お金があるだけで本当に幸せになれるでしょうか?
私自身もお金によって、自分の人生をより自由に、より可能性のあるものにすることができました。
具体的には、わずか30歳のときに、セミリタイアを達成することができました。
私は投資の力のおかげで、時間やお金、場所にしばられることのない自由な生活を手にすることができたのです。
そして今、妻と長女との幸せな生活を楽しみながら、多くの皆さんの幸せにつながる資産づくりをお手伝いしています。
本記事では、そんな私自身の経験と知識を交えながら、
- お金で得られる幸せとは何か
- お金でかえって不幸にならないために必要な考え方
- お金と幸福度の本当の関係とは何か
これらのポイントについて、この記事でお話していきたいと思います。
2. お金で得られる幸せの種類とは?
まず、お金で得られる幸せには、どういうものがあるのか考えてみましょう。
2-1. 日々、最低限の生活ができる幸せ
日本ではこの有り難みを感じることは難しいですが、そもそも、日々生きていけることはもちろんとても重要です。
住む場所があること、水道や電気などのインフラ、食事など、これらが満たされていることはとても幸せなことです。
ただし、現代の日本では各種社会保障もありますので、これはほぼ全員のみなさんが送れているでしょう。
本記事では追求する対象から外したいと思います。
2-2. 自己重要感が上がる幸せ
お金を手にすることで、自己重要感(=セルフイメージ)が上がるということもあります。
通常、お金を得るには何かしらの努力や実践が必要と多くの人は考えるものです。
会社員であれば労働の対価として「給料」というお金を得ます。
投資などで得たお金にしても、そのお金を得るために勉強し、実践した結果として利益が存在します。
つまり、お金を得ることは「自分はこれだけ頑張ったんだ」「自分はこれだけのお金を得る価値があるのだ」という実感を得ることでもあります。
お金を得ることで、自己重要感が上がり、自信が高まり、毎日が楽しくなる。
そんな効果もあると言えるでしょう。
2-3. 社会的なステータスが上がる幸せ
年収や資産が多いことで、他人あるいは社会の平均より上、という優越感やステータスを味わえるという方もいるかもしれません。
クレジットカードには、ゴールドカードやブラックカードのように一定以上の年収の人しか所有することのできないカードがあります。
また、住宅ローンの審査など、年収や資産が多ければ審査に通りやすくなります。
お金を持っていることそれ自体で社会的な信用を獲得できるのです。
多くのお金を持っていることで社会的なステータスは上がり、一定以上のステータスを得ることで、特別な生活が許される。
これもひとつの幸せの形かもしれません。
2-4. お金を使って選択肢が増える幸せ
衣食住やレジャーに至るまで、お金は選択肢を増やすために役立ちます。
お金があれば、より広く、より新しく、より設備の整った物件に住むことができます。
買う洋服も、安くなったセール品で妥協することなく、値段が高くても自分の気に入ったものを買うことができます。
日常の買い物で、節約のため安いものを買っている人も、お金があれば高い食品を買うことができます。
旅行に行くにしても、お金があればハイグレードなホテルや部屋に泊まることもできます。
いる場所・着るもの・食べるもの、いろいろなものを自由に選べるのもひとつの幸福と言えるでしょう。
3. お金の金額が多ければ幸せになれるのか?
それでは、手にするお金の金額さえ多ければ幸せになれるのでしょうか?
3-1. 自己重要感やステータスは儚く・すぐに感じなくなる
自己重要感やステータス、一度は感じてみるのも良いですが、どうせ長続きしない儚いものです。
これ、私が100%保証します。
年収の高さや資産の多さは、確かにその人がどれだけ頑張ってきたかを暗に示す1つの指標です。
多くの資産を持っていること、ブラックカードなどハイステータスの証といえるものは、周りから羨望のまなざしで見つめられることも多く、優越感に浸ることができます。
しかし、その優越感は完全に他人の目や外部の社会だけに依存しているので儚く消えてしまいやすいものです。
私自身、素直に他人よりも資産を持っている優越感に浸った時期もありました。
しかし、それもすぐにつまらなくなってしまいました。
時間や場所などにしばられず制限のない自由な人生を手にしようとしていたはずなのに、さらに不必要なお金を増やして、より高い自己重要感やステータスを得ようとする。
これは、まさしくお金にしばられた生き方です。
自己重要感やステータスによって幸せを感じようとしてもそれは長続きしません。
それでもしがみついてこれらに幸せを求めようとすれば、お金にしばられた生き方をすることになります。
3-2. お金で人生の選択肢が増えることは紛れもないベネフィット
その点、お金で人生の選択肢が増えることは多くの人にとって、明確なベネフィットと言えるでしょう。
これは、他人や社会といった自分以外のものに依存する方法ではないからです。
選択肢を増やすこと、そして、増えた選択肢の中から選び取ること。
これらを、自分の意志によって行えるのです。
私自身の体験としても、お金や資産の力を活かして時間・場所の選択肢が得られたことが何よりの喜びでした。
資産があることで会社員生活から解放され、自分の好きなことをする時間を得ました。
家族と一緒に過ごす時間も増やすことができました。
家族の喜ぶ姿を見て、自分もさらにモチベーションが高まる。
そうして得たお金でさらに選択肢を増やしていくことができます。
お金は人生の選択肢を増やし、増えた選択肢によってさらなる自由を手にする。
こうした快適なループの中で生活していくことで、どんどん自分の選択肢と自由を増やすことができます。
逆に考えると、ただお金という一資源のためだけに人生の幅を狭めるなんて、あってはならないことだとも言えますね。
3-3. 「お金と幸福度の関係」はそもそも問いが間違っている
人生を一番左右するのは、答えの質ではなく、問いの質です。
どんな問いを自分に投げかけるか、これがあなたの人生を左右します。
お金があればあるほど幸せになれるのか?
この問いについてはどうでしょうか?
正しい問いだと言えるでしょうか?
「お金があればあるほど幸せになれるのか?」というこの問いには、「もっとお金があれば自分も幸せになれるのではないか?」「自分が幸せになれないのはお金のせいではないのか?」という心理背景が見え隠れしています。
しかし、お金とは、そもそも「結果」ではなく「手段」でしかありません。
幸せという結果ではなく、幸せを得るための手段にフォーカスするのはそもそもおかしな話です。
また、お金という手段を使った結果としての「幸せの在り方」自体も人それぞれです。
子供を連れて家族で週末公園に遊びに行く生活ができたら幸せという人もいれば、月に1回は高級ホテルに家族で泊まることが幸せという人もいます。
どちらにも、正解・不正解はありません。
自分が幸せと思えるなら、それがあなたにとっての「幸せ」です。
お金を得ることが幸せなのではありません。
お金をフルに活かして、自分の幸せな生活を実現すること。
これこそが幸せなのです。
それにもかかわらず、持っている金額と幸せかどうかを結びつけて考えてしまっていることが問いの間違いなのですね。
4. お金で幸せになれる人の4つの特徴
幸せの在り方は人それぞれです。
しかし、終身雇用制度は崩壊、年々減っていく退職金、年金など、将来を明るく捉えられない方も多いかもしれません。
日々の生活においても、レジ袋の有料化や消費税増税など、出費は増えていく一方と感じる方も多いかもしれません。
しかし、そんな状況でも、いつもお金を上手に活かすだけで毎日を楽しく生きていくことができます。
そこで、そんな風にお金で幸せになれる人の特徴について考えてみたいと思います。
お金を得ようとばかりして、かえってお金にしばられることがないよう、この4つの特徴を知り、あなたと照らし合わせながら考えてみてください。
4-1. お金はあくまで手段でしかないことを心から理解している
お金で選択肢を増やすことを大切にして、お金を増やすことを目的にしないようにしましょう。
お金を増やすこと自体を目的としてしまうと、さらに多くのお金を稼ぐことでしか幸せが得られなくなります。
際限なく収入を増やすことだけを考え、手段を増やすためだけに無限に時間を消費することになります。
お金はあくまであなたが求める理想の生活、幸せを実現するための手段なのです。
これをしっかりと心の底から理解していることで日々の生活が良い方向に変わってくるでしょう。
4-2. 他人との金額比較に意味がないことを知っている
他人との資産や年収の金額比較はとても切ないものです。
例えば、年収1千万を稼いで優越感に浸っても、上を見れば年収1億など、桁が異なるレベルで稼いでいる人たちは大勢いるのです。
頑張って年収1億稼いでも、今度は年収5億10億と稼いでいる人たちと比べることになります。
上には上がいるため、金額レースはどこまでも一生涯無限に続いてしまいます。
他人との資産や年収の比較はそもそも、お金が手段ではなく目的となっています。
「他人よりもお金を稼ぐ」という、「お金を得ることそのもの」が目的となってしまっている状況です。
幸せになることなく、一生”お金増やし”に時間を注ぐことになります。
お金を増やすことで幸せが保証されているわけではありません。
あなたが心からしたい生活に足りるなら、そのお金で十分でしょう。
4-3. 日々の生活をいかに楽しくするかにフォーカスしている
私たちの人生は良い時間を過ごすかがすべて、といっても過言ではありません。
いい時間を過ごすためには、お金持ちが大切にしている「時間」「健康」「人脈」の3つの考え方が役に立ちます。
時間は有限、かつ、すぎたものを絶対に買い戻すことはできません。
やりたくないことをして自分の時間を無駄にしている場合ではありません。
自分にとって重要なことに集中し、そうでないものは切り捨てる勇気も必要です。
自分にとって必要なものを見極め、そこに集中して時間を使うことで、目的を達成することができます。
自分自身の時間の使い方が、人生をより良いものに変えていきます。
そして、健康でいることも重要です。
病気になればそれだけパフォーマンスは下がり、楽しいこともできずに病気の治療に自分の時間と労力を使うことになります。
健康を保つために、睡眠や運動も最重要タスクの1つとして扱いましょう。
3つ目の最後、人脈や人とのつながりも幸せになる重要な要素です。
良い人脈はただそれだけで「資産」と言えるでしょう。
いっしょに恋人や家族と過ごす楽しい時間、友人や仕事のパートナーと過ごす有意義な時間はかけがえのないものだからです。
また、投資やビジネスに関する本当に良い情報は「上流」すなわち「お金のある人」から流れてきます。
そういった意味でも、良い人脈を持つことは大きな意味があります。
良い人脈の中に身を置くことで、新たな情報や新たな関係作りにつながっていきます。
お金持ちは誰しもが「時間」「健康」「人脈」の大切さを理解し、そして実践しています。
日々の生活を楽しくするには何が大切なのか?
そこにフォーカスすればきっと幸福度が高まることでしょう。
4-4. より豊かな生活を自らデザインすることができる
あなたの理想の生活についての正しい考え方は、豊かな生活が実現できる収入があるか?ではなく、まずあなたがどんな豊かな生活を望むのか?がスタートラインになるべきでしょう。
そこから、あなたが理想とする生活を送るためにはいくらのお金が必要かを計算してみましょう。
ここで、無用な我慢をする必要はありません。
一度きりのあなただけの人生なのですから、まずはあなたとあなたの大切な人の幸せを追求しましょう。
やりたいことのほかに、やりたくないこともリストアップすると理想の生活を思い描きやすいです。
- 毎日満員電車に乗って通勤したくない
- ソリの合わない上司に気を使いながら仕事したくない
- 会社員をやめたい
理想の生活を思い描いて、あとは必要に合わせてお金を集めてくれば良いだけなのです。
会社をやめるという選択も決して無理なものではありません。
「中長期にわたって複利運用の金融商品に積立をしていく」という方法で誰でも簡単に人生のどこかで億万長者になれる可能性が普通にあります。
投資において、8%の複利で運用できたとすれば、月額7-10万円であれば、30年後に1億円を突破します。
10万円の積立が可能な方であれば、25年前後で達成できます。
(いずれの例も、手数料や税金は未考慮です。)
ここにさらに公的年金や退職金といったお金を加えて考えれば、早期退職もより現実的なものとなります。
積み立て投資では中長期の長いスパンで毎月必ず投資を行うことで、リスク管理を行います。
安い時に買って高い時に売れば得をします。
しかし、相場が大きく下落すると損をしたくない心理が働き、売りたくなってしまいます。
けれども相場が下落した安いタイミングで売ることの方が損です。
投資において、人間心理に左右されて売買を行うことは損につながります。
積み立て投資ならば、感情に左右されることなくコンスタントに買い続けることで大きな効果が期待できるうえに、自分自身もストレスフリーに継続することができるのです。
5. まとめ:お金を正しく活かし、”あなたオリジナル”の幸せを手に入れましょう
世の中には、いかに収入や資産などのお金を増やすか?といった、無意味なつまらない情報が溢れ返っています。
が、本記事でお伝えしたとおり、実際には金額はどうでもよく、あなたが理想とする生活を実現できるかどうかでしかありません。
ぜひ、本記事をきっかけに、周りの無用な情報に惑わされず、あなたと大切な人だけのほんとうの幸せについて考えてみてください。
そして、あなたが理想とする人生の実現に私の実体験が少しでも参考になることを願っています。