本記事のもくじ
0. 人生の自由って何?お金・時間・場所の自由のリアルをあなたに教えます
世の中には、さまざまな想いでお金・時間・場所の自由が欲しい人はとても多いものです。
- 辛すぎるサラリーマンを早く辞めてしまいたい!
- 投資で資産をつくり上げて、のんびり生活をしたい…
- とにかく人生で一度くらい遊び呆けてみたい!
もちろん、それに一定の価値があることを否定することはできません。
なぜなら、私自身もお金・時間・場所の自由を望み、それを実際に手にした経験を持つ人間だからです。
しかし、お金・時間・場所の自由のある意味残酷なリアルをしっかりと理解しておかないと、あなたもせっかく自由を手に入れた後で後悔してしまうことになるかもしれません。
本記事では、私自身が投資の力だけで、わずか30歳でセミリタイアした経験をもとに、あなたが知らないお金・時間・場所の自由の真実、そして、正しい自由の手に入れ方についてお話します。
1. 私が体験したお金・時間・場所の自由のリアルとは?
1-1. お金の自由:何でも買えるのに、何にも感じなくなる
もしお金の自由を手に入れたら…どんなものを買おうか、心がワクワクする人が多いでしょう。
確かに、しばらくはとても楽しいですし、その経験には確かに一定の価値があるものです。
他の人がなかなか買えないものを買った時、あなたは一つの貴重な体験をしていると言えるでしょう。
しかし、特に物欲は、どんどんモノを買えば買うほど落ち着いていくものです。
そして、欲望を満たすことによる喜びもどんどん小さくなっていきます。
さらに、終いには率直に言って、何を買っても飽きる(!)という状態が待っています。
実は、本当のお金持ちが意外と質素な生活をしているのにも、こういった体験しなくてはわからない理由があるのです。
1-2. 時間の自由:空白のカレンダーに押しつぶされる
「もう一生会社に行かなくて良い!」
そんな状態は、最初の3ヶ月から半年くらいは最高の気分が続くものです。
その自由自体に大きな喜びを感じることができます。
ー「オレは自由だ!」と。
しかし、そこから先はかえって、空白のカレンダーの重圧を感じる人も多くなります。
なぜなら、カレンダーは学校に行く予定も会社に行く予定も、何ひとつ書かれていない完全に真っ白なものだからです。
これからの一生のどの一日をとっても、「自分でどうすごすか」「何に時間を使うか」考えなくてはなりません。
来る日も来る日も、今日は何をして人生のヒマを潰すのか考えなくてはなりません。
これは、特に普通に学校に通い、普通にサラリーマンとして働いてきた方にとって、負担や苦痛以外の何モノでもありません。
そうなると、次第に真っ白のカレンダーを埋めるための新しい活動も思いつかなくなっていき、あなたの予定は逆に「どうでも良いこと」「やらなくて良いこと」に埋め尽くされてしまうことになります。
1-3. 場所の自由:どこにいても許される苦痛
予定と同じく、そもそもどこに居るかについても、あなたは毎日決めなくてはなりません。
これも、サラリーマン生活がメインだった方には、結構な苦痛になる可能性が高いものです。
なぜなら、学校や職場の都合を考える必要はもはや無いのですから、場所は世界のすべてが選択肢になってしまうからです。
そして、そもそも決まった家すら持つ必要性も無いかもしれません。
自らの力でより良い暮らしを創造できる能力がある人以外は、なんとなく大した理由もなく、惰性で同じ場所に住み続けたりしてしまい、かえって窮屈な生き方をしてしまうことにすらなるのです。
2. 正しいお金・時間・場所の自由の手に入れ方
2-1. お金・時間・場所の自由はあくまで「手段」でしか無い
お金・時間・場所の自由を手に入れても幸せになれない人、その共通する特徴は「お金・時間・場所の自由そのものがゴールになってしまっている」ということでしょう。
本来、お金・時間・場所の自由はその制約のない状態を活かして、どんな楽しいことやあなたがしたいことを実現するのか?という「手段」でしかないものです。
それでは、あなた自身はお金・時間・場所の自由を活かして、一体何をするのでしょうか?
もし「目的」がないならば、お金・時間・場所の自由という「手段」ももちろん不要です。
さらに、あなたが自由を手に入れるために使う時間も労力もまったくのムダ(!)ということになります。
2-2. 自由を得た結果として、どんな生活をしたいのか描くための3つのポイント
それでは、自由という手段を活かすための正しいゴールを設定するにはどうしたら良いのでしょうか?
そのプロセスで持つべき発想は、「どんな生活やライフスタイルを実現したいのか?」ということです。
なぜならば、あなたに楽しい生活や感情をもたらさず、有効に使われないお金や時間には何の価値も無いからです。
そのための3つの具体的なポイントを紹介したいと思います。
①理想の一日を衣・食・住に渡ってイメージしよう
お金・時間・場所の制約がいっさい無かったら、あなたは一体どんな生活を望むでしょうか?
朝起きてから夜眠るまで、どこにいて、何を身にまとい、何を口にして生活するでしょうか?
あなたが一日を過ごす間に、どんな感触・どんな音・どんな味を味わい、そして、結果としてどんな気持ちで一日が過ぎていくでしょうか?
このような理想の生活を、想像するだけでワクワクするくらい具体的にイメージしてみましょう。
それこそがまさに、あなたが自由を得て実現すべきゴールそのものなのです。
下記の記事では、理想の生活を具体的にイメージするためのヒントと記入するための専用のシートをお配りしていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
②ともに貴重な時間をすごす人をイメージしよう
人生でもっとも貴重なものは何か?と考えると、それは間違いなく「時間」です。
なぜならば、お金やその他のものをいくら引き換えにしても、時間だけは絶対に買い戻すことができないからです。
そして、そんな人生の貴重な時間を彩ってくれるものは、同じ時間をすごす大切な人や家族、仲間です。
独りですむ遊びも趣味も悪くはないものですが、つねに孤独状態では得られる喜びは少ないでしょう。
いま身近にいる家族や仲間でも構いませんし、まだ出会っていないがこんな人と時間を過ごしたい!と思う人でも構いません。
あなたが一緒に居たいと思う理想の人はどんな人でしょうか?
あるいは、もう少し踏み込んで言うならば、今日が人生最後の日でも会っていたいと思う人はいったい誰でしょうか?
③いつまでも残る良い思い出・体験を重視しよう
人間は誰しも、過去の人生を振り返る時に記憶に残る良い思い出・体験の数でしか、自分の人生の長さを感じられないそうです。
つまり、たくさんの思い出や記憶が沢山ある人生を送っている人は、実質的に他の人より長い人生を送っていることになります。
そして逆に、思い出が何もない人は、認識や記憶の上では生きていないのと同じ(!)ということになります。
そのため、思い出や記憶に深く残るレジャーや旅行、恋愛などをどんどん楽しんで、積み重ねていく必要があるのです。
また、これは記憶に残るビジネスや社会貢献、ボランティアでももちろん構いません。
あなたが、夢中になってやめられないほど大好きな仕事は何でしょうか?
あるいは、自分の時間やお金を使ってでも、助けたい人・解決したい問題はどんなものでしょうか?
こういったあなたの天職やミッションは、人生を本当に充実させてくれることでしょう。
3. お金・時間・場所の自由のリアルについてのまとめ
いかがだったでしょうか?
実際に体験しなければわからないお金・時間・場所の自由のリアルと対処法についてお話してきました。
みなさんも自由という手段をゴールと履き違えないよう、慎重に良い人生を創っていただけたらと思います。
そうすればきっと他の誰かには絶対に味わえない、刺激的で素晴らしい人生が待っているでしょう。