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【50代でセミリタイア】50代がセミリタイアする方法、メリットと注意点とは?

1.【50代でセミリタイア】50代がセミリタイアするメリットと注意点とは?

近頃では、セミリタイアやアーリーリタイアといった言葉をよく耳にします。

現代の多くの日本人は仕事に追われ、ただ毎日の時間を消化してしまっています。

そういった生活から抜け出すために、セミリタイアに向けての準備をする人が増えてきました。

生活や家族の為に夜遅くまで残業して必死に働いている人や、仕事が生きがいだった人が、ふとした時に「自分の人生はこれでいいのだろうか…。」と考える。

こういったことは働いている人たちによくあることかもしれません。

このように、様々な理由でセミリタイアを考え始めた人が増えているのです。

この記事では、そういった方たちのために50代でセミリタイアする際のメリットとデメリット、セミリタイアするための具体的な方法を解説いたします。

実際に投資だけで30歳でセミリタイアに成功し、50代を含む多くの方のセミリタイア・脱サラを実際にお手伝いしてきた私の実体験も踏まえて解説していきます。

是非、最後まで読んで一緒に自由な生活を手に入れましょう。

 

2. そもそも50代のセミリタイアとは?

セミリタイアという単語自体を知っている人は多いと思いますが、正確な意味を理解している人は少ないのではないでしょうか?

また、セミリタイアと似た言葉でアーリーリタイアFIRE「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」といった言葉もあります。

まずは、この3つの概念にはどういった違いがあるのかを解説していきたいと思います。

 

セミリタイアとは?

セミリタイアとは、自分の時間を増やし生活を楽しみながら暮らしていくことを目標として、定年前に会社を早期退職することを言います。

セミリタイア後は投資や貯蓄、場合によってはパートをしたりしながら生活していきます。

退職したことによって増えた時間で、自分のやりたかったことができたり、理想の生活を送れたりするところがセミリタイアのいい所です。

 

アーリーリタイアとは?

アーリーリタイアとは文字通り早期退職のことを言います。

退職金や貯蓄のみで生活できる状態のことで、セミリタイアとの違いは基本的には仕事をしないという点です。

そういった特徴からセミリタイアよりも少しハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。

しかし、一切仕事をしない生活のためセミリタイア以上に自由な時間が多いことがアーリーリタイアの特徴です。

 

FIREとは?

FIRE「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」とは近年アメリカで流行しているもので、生活を見直し、収入支出・投資のバランスを整えることで経済的自立をいち早く実現することを目指す生き方を言います。

フルタイムの仕事をしないという点では、セミリタイア・アーリーリタイアと同様ですが、副業や投資、節約などお金の管理と向き合いながら最短で経済的自立・時間的自由を目指す点で異なる意味を持ちます。

 

あなたがどのような形を目指すにせよ、現在多くの会社で60代が定年退職であることを考えると、50代はセミリタイアやアーリーリタイア、そして、FIREが達成できる最後のチャンスであることは間違いないでしょう。

 

3. 50代が上手にセミリタイアするための方法とは?

ここからはセミリタイアするために必要な具体的な知識を紹介いたします。

属性や立場にかかわらず、基本的な方法論は同じですのでセミリタイアを成功させるためにしっかり読んで基礎知識を身につけておきましょう。

 

投資によるセミリタイアにはいくら必要?

まず、セミリタイアにはどのくらいの資産が必要なのかについて解説していきたいと思います。

結論から言うとセミリタイアに必要な金額はその人が望むライフスタイルによって大きく異なります。

もし、あなたが「都会に住んで、高級車に乗り、美味しいものを食べて過ごしたい!」と考えているならば、それだけ多くの家賃や生活費がかかります。

そうなると、必然的に必要になる資産の額は増えていきます。

 

反対に「贅沢せず田舎でのんびりと暮らしたい」というのであれば当然ながら、それだけ必要な資産は下がるということです。

セミリタイアした後に自分はどんな生活がしたいのかをしっかりと考えて、今後必要な資産がどれくらいなのかを計算しておくのがおススメです。

そうすることで目標が決まり、セミリタイアに対する意欲が高まります。

この『必要な資産』についてはこちらの記事で詳しく説明していますのでそちらを参考にしてください。

 

貯金でセミリタイアしてはいけない

次に解説するのはセミリタイアするにあたっての貯金の考え方です。

セミリタイアする時に注意してほしいことは、貯金のみを頼ってセミリタイアするのはNGだということです。

これは、貯金を切り崩す重圧や、国内の預金が国策ですべて使えなくなるリスクなど様々な理由があります。

こういったプレッシャーやストレスがあるとセミリタイアした後も不安な生活を送ることになってしまいます。

こちらについても詳しく解説した記事がありますので、そちらを参考にしてください。

『貯金』でセミリタイヤしてはいけない7つの理由

 

セミリタイアで成功するために

皆さん、セミリタイアでの成功とはいったいどういった状態を指すと思いますか?

「仕事をせず自由な時間がたくさんあって金銭的にも余裕がある状態」と考える人が多いのではないでしょうか?

しかし、これだけを目標にしていては、実際にセミリタイアした際失敗するリスクがあります。

それはなぜかというと「自由になって何がしたいのか」を考えていないからです。

セミリタイアしてから目標もなく、ただダラダラと過ごしてしまっているとそんな生活に嫌気がさしてくる人が意外にも多くいます。

せっかくセミリタイアしたのにつまらなくてサラリーマンに戻ってしまった…という人もいるくらいです。

セミリタイアはあくまでも、やりたいことや目的、理想の生活を送るための手段でしかないということを頭に入れておきましょう。

このような失敗をせず、セミリタイアした後も充実した生活をするために必要な準備が3つあります。

その準備に関してはこちらの記事を参考にしてください。

セミリタイヤで失敗しがちな理由とその対策

 

セミリタイアしてから充実した生活を送るために

先ほどお話ししたように、セミリタイアした後にも充実した生活を送れないと成功とはいえません。

私もセミリタイアしてから目標としていたことがほとんど叶ってしまい、張り合いのない人生を送っていた時期がありました。

投資でセミリタイアすると驚くほどに時間が余ってしまいます。

忙しい中で急に連休があると、時間をどう過ごしてよいかわからなくなる人もいるかもしれませんが、セミリタイアをするとそれが一生続くことになるのです。

そんな状態の中で、自分自身で生涯の人生設計を考えて、充実した人生を送るのはかなり大変です。

下記の記事には、実際にセミリタイアして目標を失ってしまった私が実践した、充実したセミリタイア生活が送れる秘訣をまとめています。

ぜひしっかりと読んで、今のうちからセミリタイア後の生活についてもしっかり考えておきましょう!

 

4. 50代でセミリタイアする4つのメリット

これまで、セミリタイアとは何か、セミリタイアにはどういった考え方や方法が必要なのかを説明してきました。

続いて、50代でセミリタイアするとどういったメリットがあるのかについて説明したいと思います。

 

50代は資産の貯蓄が十分なケースが多い

50代というのは資産が色々な形で貯蓄されているケースが特に多い年代です。

皆さんも自分の身の回りにあるものを思い出してみてください。

貯蓄型保険や年金保険、会社の確定拠出年金、個人年金、コツコツ運用してきた証券口座や貯めてきた預金、不動産その他の現物資産など、なにかしら資産と呼べるものをお持ちではないでしょうか?

今までセミリタイアしたい方のお話を聞いてきた中で、これまで貯めてきた金融資産とセミリタイア後の生活水準によって、すでにリタイアできてしまう水準にある方(!)もたくさん目にしてきました。

このように自分でも気づかないうちに、経済的にセミリタイアできてしまう状態になっている方は意外と多くいるものです。

そういった意味では50代におけるセミリタイアのハードルは意外と低く、とても有利な年代であると言えます。

 

思わぬところに眠っている資産を活用できる

50代というのは一般的に相続財産を受け継ぐことが多い年代でもあります。

親御さんが現在資産を持っていてあなたに相続することを考えている可能性もあります。

そういった場合は慎重に相談しながら、兄弟や親族、みなに役立てられるような形で活用しましょう。

また、親御さんが存命中であっても、生前贈与や通常の贈与を活用することができます。

これは親御さんに財産を整理できた安心感を与えるという意味でもいい選択肢になりますので、前向きに考えてみましょう。

そして、多くの人が忘れてしまっているのがローンを完済したマイホームやご実家の土地・建物などの資産です。

こういったものには、立地や条件により高い担保価値がつくことがあります。

これらを活かせば、銀行からの資金調達やリバースモーゲージの活用など、様々な方法でお金を引っ張ってくることができるのです。

 

一般的に将来かかるコストが低い

50代というと一般的に子供の義務教育が終わっているケースが多いものです。

成人していて自立しているので養育費など子供を育てるために使わなければいけない支出がほとんど無いと言えます。

これはセミリタイアするうえでかなり有利と言えるでしょう。

それに加えて、50代というのは若いころと比べて物欲が減ったり、娯楽に対する興味も薄れたりするため、そういったことにかかるコストも通常減ってくる方が多いようです。

上記の二点のことを考えるとセミリタイアするために必要な資産の金額も少なくなっていくので、やはり50代でのセミリタイアは有利であると言えるでしょう。

 

会社員生活のマンネリを打破できる

あなたのお勤めの会社や個人としてのポジションによりますが、伝統的な日本の会社では50代で大きく昇進したり、昇給したりすることは少なくなるものです。

また、昇給のことを考えなかったとしても何十年も同じ会社にいるということは、会社の変化や個人の工夫がなければマンネリ化は避けられないでしょう。

仕事が楽しくやりがいを感じているならばセミリタイアは必要ないかもしれません。

しかし、現代の日本では今の仕事に満足している人はわずか39.9%しかいません*。

この結果からもわかるように、多くの方が会社に飽き飽きしてしまい退職や生活の変化を望んでいるのです。

こういった中でセミリタイアをすると生活が劇的に変化しますので、人生がより豊かで楽しいものになるのです。

(*出典:リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査(JPSED)2016~2019」より)

 

5. 50代がセミリタイアする際の5つの注意点

このように50代でのセミリタイアには多くのメリットがある一方で、注意しなければいけない点もいくつかあります。

これから紹介する5つの注意点に気を付けながらセミリタイアをすることによってほとんどの失敗を避けることができますのでぜひ参考にしてください。

 

退職金/早期退職金などのタイミング

退職金の制度によっては、あと数年勤めれば退職金が増える、などの条件が付いていることもあります。

早期に退職してしまうのは大きく損をすると感じてしまうこともあるかもしれませんが、こういった些細な条件には惑わされないようにしましょう。

理由の一つとして、その数年の間に会社がつぶれたりして退職金を払えなくなる可能性というものがあります。

どんなに立派な大企業であっても、そういった可能性がゼロになることはありません。

また、誰しもそうであるように、あなたが数年後まだいきている保証もどこにもないでしょう。

生活の糧であるお金はとても大切ですが、そのせいで何より貴重なチャンスを逸することが無いようにしましょう。

 

サラリーマンに戻りたくても再就職できないリスク

現在の日本は、50代以上の再就職に後ろ向きな傾向にあります。

個人のスキルや経歴によっては再就職可能なケースもありますが、そうでなかった場合はかなり厳しいということもあるかもしれません。

そのため、セミリタイアしてから就職しなくてはいけない状態になってしまうとかなり厳しい可能性もあります。

こういった状況にならないためにも、今のうちから副業をするなどして、個人で稼げる環境をつくっておくと安心です。

 

借り入れができなくなる可能性

金融機関はサラリーマンが大好きです。

なぜなら、会社に属しているため収入が安定していて一定の信用力があると判断しやすいからです。

なおかつ、50代まで同じ会社などに勤めている場合であれば、その信用はさらに高いものになります。

そのため、新規借り入れや追加借り入れのための審査にはかなり通りやすいと言えます。

しかし、セミリタイアしてしまうとその信用がほとんど無くなってしまい、借り入れができなくなってしまう可能性があります。

そういったリスクを避けるためにも会社にいるうちに借り入れのための審査を済ませておいた方がいいでしょう。

 

健康に最大限に気を使おう

セミリタイアするため、もしくは、実現した後において大事なのがつねに健康であるということです。

ある意味、この健康が一番重要といえるかもしれません。

お金を持っていて、時間もたくさん余っていたとしても健康でなければ意味がありません。

健康への配慮を怠って不調や病気になってしまうと、あなたの大事な時間そのものが奪われてしまうからです。

さらに体が不調だと、日々のパフォーマンスも下がってしまいます。

そうなってしまわない為にも、運動や睡眠の予定は最優先にしましょう。

また、胃腸をできる限りカラにしておくことも大事です。

胃腸に負担のかかるものを多く摂取することで体への負担を抑えられます。

さらに、満腹だと集中力も下がってしまいますので集中したいときはあえて空腹にしておくとパフォーマンスの質が上がることもあります。

特に50代でセミリタイアを目指す方は、健康に気を遣うことでその後の人生をフレッシュに過ごしていけるでしょう。

 

社会保険料などの自己負担額が増える

セミリタイアして会社を離れるということは、社会保険など会社が負担してくれていたものが全て自己負担になってしまうということです。

こういったこともセミリタイアした後のことを考えるうえで考慮しておかなければなりません。

会社がやってくれていたことは全て自分でやらなければならないということは、今のうちから考えておいたほうがいいでしょう。

 

6. 50代でセミリタイアする方法・メリットと注意点のまとめ

いかがでしたでしょうか?

50代でセミリタイアできるイメージが湧いてきたでしょうか?

セミリタイアと聞くととても難しいと思いがちですが、セミリタイアするための具体的金額やそれに対してどういった行動をとればいいのかをしっかり考えて行動すれば誰にでもセミリタイアは可能なものです。

皆さん誰もが、自分が本当に心からやりたいこと、理想の生活というものを何かしら持っていると思います。

後悔しないよう、その実現に全力を尽くしましょう。

私も皆さんが幸せな人生を送れるよう心から願っています。

 

セミリタイヤで失敗しがちな理由とその対策
『貯金』でセミリタイヤしてはいけない7つの理由

 


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八乙女暁
Midas Minds LLC 代表 資産デザイン® 専門家 八乙女暁(やおとめさとる) 投資家/経営コンサルタント/米国公認会計士 30歳で資産10億円以上を得て、セミリタイヤを達成。 その経験とノウハウを活かし、あなただけの自由な時間を手に入れる “ジャストフィット”投資法をみなさまにお教えしています。 時間/お金/場所の「制限ゼロ」の人生を送る仲間を増やしたい、 その夢に向かって、日々活動しています。 著書出版は2冊、3冊目の出版も予定。