0.【お金がない=幻想】正しい考え方と3つの対処法
「お金がなくて心配だ…」
「お金が足りなくて困ったな…」
みなさんもこんなことを人生で何度か、あるいは、幾度となく、経験しているかもしれません。
しかし、これはすべてあなたの『幻想』だとするなら、あなたはどう思うでしょうか?
にわかには信じがたいかもしれません。
私が普通のサラリーマンから、30歳でセミリタイヤを果たすまでに学んだことをもとに、
本当に「お金が無いから困る」は幻想である理由と、「お金がない」状態に対処する方法3つをお話したいと思います。
1. お金がないから困るはあなたの『幻想』

まずは、「お金がないと困る」が幻想である理由から説明していきましょう。
お金がなくても野垂れ死ねないあなた
少なくとも現代の日本社会では、お金が無くても野垂れ死ぬことはできません。
とっても難しい(!)のです。
あなたがどんなに収入がなくなっても、お役所に行って手続きすれば、毎月お金をもらうことができます。
(税金の軽減も考えると、家族構成によっては給与収入で数百万円以上に相当する生活保護費がもらえます。)
また、自治体によっては、お金どころか家すらタダ同然でプレゼントしてくれるでしょう。
さらに、お腹が空いた/助けてくれと言えば、しばらくの間助けてくれる友人や親戚も数人はいるでしょう。
(少なくとも私なら、もし知り合いでなくても助けるかもしれません。)
いったい全体、お金が無くて食うに困らず、死にもしないのに、あなたが「困った…」と思っているのは、どうしてなのでしょうか?
あなたが勝手に期待する「なにか」
あなたを困らせる理由は、あなた自身の中にあります。
それは、あなたが勝手に期待する「なにか」です。
本当は食うに困らず、快適に寝る場所もあったとしても、あなたがそれ以上のものを勝手に望んでいるからです。
よりおいしい食事・広くて豪華な住まい・必要のない家具や調度品・豪華なファッションや外食・国内外への旅行・他人に見せるための時計やクルマ…etc.
こんな勝手な期待が満たされないために、あなたは苦しんでしまうことになります。
言ってみれば、あなたは自ら自分の期待に苦しめられているだけです。
『幻想』にパニックを起こす必要はない
さらに、そんな「幻想」によって、落ち込んだり、パニックを起こしたりする必要も当然ながらありません。
例えば、最悪のケース(?)のひとつとして、なにかの支払いができなくて、自己破産してしまうようなことを想像する人もいるかもしれません。
しかし、あなたの想像する苦しみとは裏腹に、弁護士さんに相談し、破産の手続きをしてもらえば、所定期間であなたの負債はきれいサッパリ1円も残らず消えてしまいます。
(ちなみに、破産手続きが終わるまでの金融機関等からの取り立ても、生活を維持する財産までは奪ってはならないと法的に決められています。)
結局のところ、負債も人間が生み出した、目に見えない想像上のモノなので、手続きひとつで簡単に消せてしまうものです。
後々、クレジットカードを作ったり、借金したりできないじゃないか!という人もいるかもしれません。
しかし、それこそ、あなたの「高望み」でしょう。
また、カードや借金は使えれば便利ですが、無くても生活できますし、他の国に行ってしまうなど他の選択肢もあります。
結局、大して困ることすらできないのです。
少々余談になりますが、日本人は借金に対して真面目すぎて、時おり命すら断ってしまう人がいます。
これはまさに、幻想に殺されてしまった、ということです。
例えば、アメリカでは、個人が自己破産しても、経営者がお金を借りて事業に失敗しても、多くの人があっけらかんとしているものです。
必要以上に苦しむくらいなら、このくらいのスタンスでいた方が良いでしょう。
(参考記事)
【投資の元手がない?!】借金という最高の資産拡大マシーンを活用しよう(概要動画付き)
2.「お金がない」への3つの対処法
次に、どうしても「お金がない!」と思ってしまったときの対処法3つについて、ご紹介します。
【必要でなくしてしまう】お金が必要ない方法を考える

まず、1つ目は「お金そのものを必要でなくしてしまう」(!)という方法です。
そもそも、あなたがお金が必要だと考えている時、本当に必要としているものは何でしょうか?
実は、お金そのものではありませんね。
・良い住まいを手に入れて、毎日の快適な気持ちを手に入れたい
・高級レストランで美味しい食事をして、幸せな感情に浸りたい
・家族に十分な生活費を与えて、(自分が)満足感を得たい
…etc.
そう、お金を何かしらにつかうことで、喜びや満足などポジティブな感情を得たい、と考えているはずです。
そのように考えると、お金とはつねに「手段」なので、お金を使わずに満たす方法を探せば良いのです。
この時、自分がお金をつかって、どういう感情を得たいのか、具体的に考えることが大切です。
そうすることで、お金要らずで満足できる道が見つかるものです。
(ちなみに、突き詰めていくと、意外と他人や社会に対する見栄のようなものを理由に、お金をつかおうとしているケースも多く、
結果的につかう必要がなかったと気づくパターンも往々にしてあります。)
【使わなくする】使わなければお金は絶対あまる

次に、2つ目は「お金を使わなくする」ことです。
あたり前の方法のように思われますが、結構できない方が多くいます。
それは、食べなければ絶対痩せるのに、ダイエットできない人がたくさんいるのと同じことです。
あなたの収入がどんなに少なくても、もし毎月お金が余らないようなら、100%無駄な出費があります。
さきほどもお話したとおり、結局の所、あなたが生きていくのに必要ない出費は、原則すべてムダですので、やはり、自分の「勝手な期待」のためにつかっているだけなのです。
また、実際の富裕層も、大半の方はかなり倹約していることがほとんどです。
個人的な印象では、金額の多寡にかかわらず、お金がない人の方がとてもつかい方が雑です。
富裕層ほど倹約している理由と彼らの倹約のワザについては、下記の参考記事をご覧ください。
(参考記事)
【実は超質素】投資で成功するお金持ちは、倹約している理由3つ
【他人のお金をつかう】世界にお金はたくさん余っている

最後に、3つ目の方法は「他人のお金をつかう」ことです。
はい、自分のお金が足りないなら、他人のお金を使えばよい(!)のです。
冗談を言っているようですが、実はいま、日本も含む世界中で、「カネ余り」が生じています。
お金が余ってしまって、行きどころがなく、お金を貸し出す際の金利も歴史的な低水準になってしまっているのです。
ならば、あなたが有効な使いみちを探して、つかってあげてください。
実際に他人のお金を手に入れる方法は「借金」もありますし、他人から出資してもらう「株式」や「事業出資」、
あるいは、クラウドファンディングなどを駆使した「寄付金」に近い方式、そして、政府の「補助金」や「助成金」まで、
いまやたくさんのオプションがあります。
良い使い途さえあれば、いくらでもお金は集まる時代なのです。
(参考記事)
スモールビジネスのツボ:あなたが素晴らしいことをすれば必要なものは集まる
3. まとめ
・「お金がないから困る」は、間違いなくあなたの『幻想』である。それは、有り難いことに、現代の日本人は、お金がなくても十分に生きていくことができるからである
・それでも困るのは、ただ、あなたの「勝手な期待」が生み出した不足感が、あなたを苦しめているに過ぎない
・そして、あなたはただの幻想に、悩んだり、苦しんだりする必要は当然ない
・しかし、どうしてもお金が足りないと思ってしまったときの対処法は、以下の3つ
1.【必要でなくしてしまう】お金要らずで、あなたが得たい結果にたどり着く方法を考える
2.【使わなくする】富裕層を見習って、不要な支出を減らせば必ずお金は余る
3.【他人のお金をつかう】世界に有り余る他人のお金を有効活用してあげる
いかがでしょうか?
お金や資産がないと悩む人が減るために、少しでも参考になれば嬉しく思います。
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