2020/05/07 タイトル・目次・本文をリライトしました
0. 投資で億万長者になる最も簡単・確実な方法とは
「投資で成功したい!」
そう願う多くの方にとって、億単位(日本円建て)の資産を築くことはひとつの目標かもしれません。
それでは、億単位の資産を簡単、かつ、確実につくれる方法があったとしたらどうでしょうか?
今回は、サラリーマンでも、そしてもちろん、飛び抜けた高年収などの条件がなくても
もっとも簡単・確実に億万長者になれる方法をご紹介したいと思います。
1. 投資で億万長者になるのは簡単?!
サラリーマンが毎月x万円を積み立てると…
誰でも簡単に億万長者になれる方法、それは、「中長期にわたって複利運用の金融商品に積立をしていく」という方法です。
もし、サラリーマンが毎月x万円を積み立てて、8%の複利で運用できたとすれば、引退後にどのような結果が待っているでしょうか?
(出所:筆者作成/運用益への税金などは加味していません)
赤線がちょうど1億円のラインを示していますが、月額7-10万円であれば、30年後に1億円を突破します。
おめでとうございます!
引退時には、億万長者として老後生活に突入することが出来ます!
特に、10万円の積立が可能な方であれば、25年前後で達成できてしまいますね。
また、もっと時間がある若い方(40歳未満など)であれば、月5万円でも35年後に1億円に届いてしまいます。
あるいは、言わずもがなですが、20代などもっと早期に始める方であれば、より少ない月額で1億円に簡単に届いてしまいます。
引退後の期間を何年とするかは見方によりますが、使わない部分の運用を続けながら元本を維持していけば、
少なくとも最低限以上の生活は余裕を持って送ることが可能でしょう。
また、これには公的年金や退職金、その他の資産はまったく入っていない金額である点に注意してください。
それらがあれば、ボーナス的に加算して考えることが出来てしまいます(!)。
もちろん、引退が間近で時間が限られている人だと時間の制約があると思われる方もいるかもしれません。
しかし、これからは健康余命とともに実質的に働ける年数は伸びますので、いまのあなたの年齢にかかわらず準備期間は延びていくと言えるでしょう。
誰でも簡単・確実に取り組みやすい2つの理由
①パフォーマンスの安定性が高い
まず、1つ目の理由は「パフォーマンスの安定性」です。
積立投資では、中長期にわたって、毎月必ず投資をしていきます。
そのように、投資するタイミングを大きく増やす事によって、投資するタイミングのリスクを圧倒的に下げることができるのです。
例えば、投資をしたことがない人でも、たった1回切り・ワンチャンスで最高のタイミングに投資するのが難しいことは想像できるでしょう。
また、市場が大きく低迷している際にも、有無を言わさず投資しますので、そういった安値のタイミングも必ず拾っていくことができます。
このことによって、あなたの平均的な投資価格が下がっていきます。
投資とは「安く買って高く売る」が原則ですので、この原則に沿った安値での購入が実現できるのです。
(この考え方は、「ドルコスト平均法」とも呼ばれます。)
②ストレスフリーで継続しやすい
次に、2つ目の理由は「ストレスフリーで継続しやすいこと」です。
多くの人がスタートするときに気づかないのですが、中長期の投資の最大の敵は、「あなたの心の迷い」です。
15-40年程度、運用を続ける場合、投資世界の株式市場が大きく下落するタイミングもかならず経験するでしょう。
通常の投資手法だと、投資の最大のチャンスである市場が低迷しているときに、普通の人は投資を継続することができません。
例えば、周りの多くの人が株式市場を見放しているときに、株式に投資するのは本当に信念と勇気が要ることなのです。
(そのため、多くの人は投資で大きく成功できません。)
しかし、積立投資ならば、そんなときも良い意味でなにも考えずに毎月の積立を継続することができます。
投資するタイミングを考えることはしない、と最初から割り切っている手法ですので、
市場が動いても精神的な動揺がなく、とても継続しやすいのです。
投資利回り8%の想定は現実的なのか
それでは、先程の計算の前提になっている利回り8%は本当に実現できるものなのでしょうか?
世界で最も代表的な株価指数のひとつとして、アメリカのS&P500を見てみましょう。
1928年から2018年のすべての単純な年間リターンの平均(算術平均)は、約7.5%です。
実際にあなたが運用をはじめ、そして、やめるまでの利回りをあてることは誰にも出来ませんが、
少なくとも過去の歴史を見て、ある程度合理的な水準であることは分かっていただけるのではないかと思います。
積立投資の具体的方法
それでは、安定性が高く・続けやすい積立投資ですが、具体的にどのような方法で実行すれば良いのでしょうか。
①投資信託の積立
まず、1つ目は「投資信託(ファンド)の積立」です。
自分で、毎月の目標金額と投資するファンドを決めて、自動積立していきます。
注意点としては、積立の変更や停止、解約などが簡単にできてしまうので、
市場の変化や急に資金が必要になったときに積立をやめてしまうリスクがやや高いことです。
なお、積立にはNiSaやiDeCoの仕組みを活用しても良いでしょう。
②海外積立投資商品の活用
次に、2つ目は「海外積立投資商品の活用」です。
毎月の投資金額と年数を決めることで、プランをスタートすることができます。
商品にもよりますが、自分でファンドを選ぶ必要は原則ありません。
プロがなにもしなくても運用しておいてくれます。
自ら積立をする場合と異なり、良い意味で、変更や解約に一定の制約がありますので、
自分は意思が弱い…と思う方にも続けやすい商品を言えるでしょう。
2. 簡単なのに投資で億万長者になれない理由
では、これほどに簡単な方法があるにもかかわらず、将来や老後が経済的に不安だ
と思っている人が多いように見えるのはなぜでしょうか?
世界や日本の経済がどうなっていくかはさておいても、先程のグラフを見ると、
既に老後に突入した「アガリ」の世代より、むしろ若い世代の方が、安泰にさえ見えます。
正しい方法を知らない
日本は投資や金融のリテラシーが遅れた国ですので、
このような簡単な方法があることも知らない人が多いのもうなずけることかもしれません。
さらに、銀行や証券会社などの金融機関も、個人向けには販売と運用で手数料が稼げる(=買う顧客が儲からない)商品だけを紹介する
傾向が強いので、顧客が儲かる商品ほど情報が流れない構造になっている(!)のです。
これは、金融機関の店頭などのオフラインでもそうですし、インターネットやSNSなどのオンラインで出回っている情報も同じです。
続けられる意思・仕組みがない
中長期の息の長い投資だと、正しく続ければ結果が出るとわかっていても出来ない人が出てきやすいものです。
著名なロバートキヨサキ氏なども”Decipline”(規律)をとても重んじる投資家として有名です。
彼の言う通り、継続する自己規律がない人は、投資で資産を増やすことも、そして、増やした資産を保つことも難しいのです。
私の周りのビリオネアも、自己規律を持って、ストイックな方がかえって多いように思います。
なので、もし自信がない方は、投資というものを良い機会として、自己規律を養っていくのを個人的にはおすすめしたいと思います。
また、意思が弱いかも…という方も、自動引き落としやクレジットカード定期課金などで
絶対に続けられる仕組みにしておくという工夫ももちろん必要ですね。
リスクの取りすぎor取らなさすぎ
これだけ一定の手堅さがある投資手法が存在するにもかかわらず、
投資で失敗して元本をすべて失ったといったような話を耳にするのはなぜでしょうか?
投資に積極的な方であれば、ご紹介した方法などに取り組み、順調に資産を築く人が大半だとしても
何の不思議もないと思いませんか?
それは、大きなリスクが取れるだけの資産がない状態にもかかわらず、
一山あてようとばかりしてリスクを取り過ぎてしまう方が多いからです。
例えば、資産額が数百万円にもかかわらず、(少なくとも2019年現在の)暗号資産
のようなリターンのばらつきが大きい商品に取り組んでしまうような場合です。
あるいは、虎の子の退職金を株式の個別銘柄に全賭けしてしまうようなケースも同様です。
また、逆にリターンのばらつきが小さい商品しか投資していない方は、
まったく増やすチャンスを得ることができません。
当然ながら、現在の金利水準を前提にすると、円建て預金だけでは、
40-50年かけても億単位の資産を築くことは難しいのです。
どちらの方向にせよ、このようなデタラメなリスクのとり方をしてしまうのも、
前段にお話したような金融リテラシーの低さが背景にあると言えるでしょう。
3. まとめ
億万長者になるための最も簡単・確実な方法、いかがだったでしょうか?
老後の経済的不安は、投資による正しい対応策を知らない人のただの幻想であることが
分かっていただけたかと思います。
先程の計算には入っていないように、公的年金や退職金などが実際にいくらだろうか
などと心配せずに老後を迎えることはできるのです。
この記事を読まれた方が、正しい準備をして、経済的不安など感じることなく、
楽しい毎日を送ってもらえたらこれ以上の喜びはありません。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。