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結婚時の貯金、どのくらい貯めるのが理想?

「結婚時にどの程度の貯金があれば良いのか」

結婚を考えつつも、お金の面で不安や悩みを抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論を述べると、貯蓄額よりも「結婚したい」という気持ちを優先するべきです。

しかし、結婚後の人生を考えたとき、住宅の購入費や子どもの教育費、老後資金など、お金のことを完全に無視するわけにもいきません。

本記事では、結婚に備えてどのようにお金のことを考えていけば良いのか、解説していきたいと思います。

 

結婚資金として周りはどれくらい貯めているのか。

結婚が決まった際の平均的な貯蓄額は、2人合わせて約317万円です。

(出典:https://zexy.net/article/app000001009/)

 

あくまでも平均値なので、年齢や職業によって大きく変動します。

若ければ貯蓄額が少ないのは当然ですし、ある程度の年齢になれば一定額の貯蓄があることが多いでしょう。

 

結婚式(挙式、披露宴)の平均費用は約358万円です。

新婚旅行なども含めると、おおよそ467万円のお金が必要になります。

 

なお、従来形式の結婚式の場合、祝儀の合計金額は平均約234万円です。そのため、差し引きすると、結婚式の費用総額(正味の自己負担分)は約124万円が目安と考えておけば良いでしょう。

(出典:http://www.ozmall.co.jp/wedding/honne/vol61/)

 

ちなみに、最近は結婚式を挙げないカップルも増加しています。

無理に結婚資金を貯めようとせず、出せる範囲内で簡素な式にすることも考えてみましょう。

 

また、親や祖父母がお金を出してくれるケースもあります。2人だけで抱え込まずに親などに相談しましょう。

 

結婚式や新婚旅行以外に、結婚後に必要となるお金も考える必要があります。

住宅や子どもの教育費、老後資金といったものです。

これは、どの程度の家に住みたいのか、子どもを何人持つ予定なのか、私立に入れるのか、といった要素によって差があります。

 

ただし、結婚後に少しずつ貯めていくことができるので、結婚前に過剰に心配しなくても大丈夫です。

当然ながら結婚後の人生で必要となる資金を、全て結婚前に用意する必要はありません。

 

結婚はしたいときにするのがベスト

結婚は理屈ではありません。

結婚後の家庭生活においてお金が必要なのは事実ですが、恋愛結婚が当たり前の現代において、2人の気持ちを優先した方が良いでしょう。

いくら相手がお金を持っていても、好きでもない人間と何十年も暮らしていくのは苦痛です。

 

お金に固執すると、中々、結婚相手が見つからないというケースに陥る可能性があります。

お金にこだわるあまり結婚できないことは、少子化の一つの要因といえるかもしれません。

 

男性であれば、「自分は貯蓄額が低いから、どうせ結婚できない」と考えてしまうと、掴み取れるはずのチャンスも逃してしまうことになりかねません。

女性であれば、相手の男性の貯蓄額が低いというだけで対象外にしてしまうと、選択肢が狭まります。

 

貯蓄額も重要ですが、それ以外の要素も勘案して、最後は理屈ではなく、勢いで結婚してしまう方が幸せになれたりするものです。

結婚はしたいときにするのがベストです。結婚後に2人で資産を増やしていけば良いでしょう。

 

将来の家族のためにも今から投資を

結婚後、子どもが生まれると教育費がかかるようになります。また、住宅を購入する際もお金が必要です。

将来的に家庭を持つことを考えると、未婚の時期から投資意識を高め、資産運用を行うことが大切でしょう。

 

現金や貯金も一定程度手元に用意しておくべきですが、インフレーション(物価上昇、以下、インフレ)に弱い性質があります。

インフレによって実際の価値が下がるリスクを回避するためには、株式や投資信託、ETF、REITを保有するなど、預貯金以外の資産も増やしていきましょう。

日本の株価はバブル崩壊以後、右肩下がりの印象がありますが、世界に目を向けると、右肩上がりの国も多数存在します。

 

また、単一の金融商品や銘柄にだけ集中的に投資するのではなく、様々なアセットクラスをバランスよく保有しましょう。

現代ポートフォリオ理論によると、分散投資は長期的には最もパフォーマンスが良いとされています。

 

ただし、戦争や災害、新たな感染症の蔓延など、予期せぬ事態が発生し、経済が一時的に麻痺状態に陥ることがあります。

短期投資の場合は、損失が発生してしまうことでしょう。

 

しかし、10年、20年、30年という長いスパンで考えると、過去、世界経済は右肩上がりに成長してきています。

資産運用を行う場合は、長期的な視点を持つことが重要です。

 

長期的な投資を行う場合、若い時期にスタートする方が有利です。

例えば、20代で投資を始めれば、30年後の50代になる頃には資産が相当に増えている可能性が高いです。

 

ボーナスを資金にして、例えば、年に100万円を投資すれば、10年間で1000万円の資産を運用できます。

ボーナスではなく、毎月一定額を積み立てしていく方法でも良いでしょう。

 

今すぐ利益を上げるという視点ではなく、結婚して子どもが大学に進学する時期、あるいは、子どもが独立した後の老後を見据えて、10年後、20年後に向けた投資をしましょう。

 

本記事が、結婚を考えている方のお金に関する悩みの解消に繋がれば幸いです。

 

 

 


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八乙女暁
Midas Minds LLC 代表 資産デザイン® 専門家 八乙女暁(やおとめさとる) 投資家/経営コンサルタント/米国公認会計士 30歳で資産10億円以上を得て、セミリタイヤを達成。 その経験とノウハウを活かし、あなただけの自由な時間を手に入れる “ジャストフィット”投資法をみなさまにお教えしています。 時間/お金/場所の「制限ゼロ」の人生を送る仲間を増やしたい、 その夢に向かって、日々活動しています。 著書出版は2冊、3冊目の出版も予定。