0. はじめに
一般的に、成功した経営者の話というと、
「ビジネスの成功者の話は、精神論ばっかりで役に立たない。胡散臭い。」
「だいたいの経営者は、なんだか宗教臭い。」
などと言われることがあります。
私も以前は、同じように感じ、考えたこともあります。
しかし、成功している人が実際にそういうことばかり言うのには、
明確な理由があるとしたらどうでしょう。
そして、それをあなたのビジネスの成功にも活用できるとしたらどうでしょう。
本記事では、なぜ経営者のマインドがそのビジネスや会社に大きく影響するのか、
そして、あなたのマインドをビジネスに役立てるヒントをお伝えします。
1.「実体」のある会社やビジネスは存在するか?
まず、大前提として理解しておくべきことがあります。
それは、「実体」のある会社やビジネスは存在するか?ということです。
よく「実体のないペーパーカンパニー」とか、逆に、「実体のあるまともな会社」ということを
普通に言う人がいますが、これはまったくの誤りです。
というのも、そもそも会社はすべて実体などない、想像上のバーチャルな存在でしかないからです。
例えば、日本が誇る大企業トヨタ、会社の所有する建物や工場は世界中にあるかもしれませんが、
企業としての「トヨタ」そのものは、どこにもありません。
愛知県豊田市をくまなく探しても見つかりませんし、どこかに鎮座していたり、また、どこかを歩いていたりすることも当然ありません。
顧客・取引先・従業員、その他の多くの第三者が「トヨタという会社はある」と信じているから、会社やそのビジネスが成立しているだけのことです。
そして、あなたが自分のビジネスとして会社をつくる時、日本であれば法務局に書類を出すだけで、あなたの大事な会社は誕生します。
これには、法的な人格が与えられますが、もちろん人間や社会が信じているから存在しているだけのことです。
さらに、あなたが法人をつくらずに初めた個人のビジネス、これにも言うまでもなく何の実体もありません。
2. 常に描いた通りのビジネスが出来上がる
ここまでお話した通り、会社やビジネスがすべて想像上の概念だとすると、一体どういうことが起きるでしょうか?
それは、経営者が心に描いた通りのものが寸分たがわずに出来上がるということです。
・経営者がつまらない思惑でビジネスをつくれば、つまらないビジョン・つまらない業績のビジネスが出来上がります
・経営者がありきたりの思考でビジネスをつくれば、ありきたりのどこにでもあるビジネスが出来上がります
・経営者が素晴らしい思想でビジネスをつくれば、共鳴する素晴らしい人や資源があつまり、とてつもない業績のビジネスが出来上がります
例えば、稲盛和夫さんのような大経営者の方が、「生き方」や「心」などのマインドに関する書籍を出しているのも
彼が心の使い方の大切さをよく分かり、実践されている方だからなのです。
3. 素晴らしいビジネスを創り上げたいなら
では、素晴らしいビジネスをつくって、自分や家族のため、社会のためにいろいろな利益を与えたいという人はどうすればよいのでしょうか?
・もしつまらない業績が出てしまったとき、自分の思考や発想がつまらないことになっていないか振り返りましょう
・ビジネスから取引先や従業員が離れていくとき、自分のマインドがさもしくなっていないか考えましょう
・ビジネスの成長に行き詰まったとき、自分の心が成長しているか自省しましょう
そんなことだけで、ビジネスの状況はいやでも劇的に改善していくものです。
あなたの思想そのものであるビジネスは、あなたの描く通りに良くなっていくのです。
4. まとめ
というわけで、今回は、
すごいビジネスをつくる人の話は「胡散臭い」「宗教臭い」と言われるワケ
でした。
ぜひ参考にされて、自分・家族、そして、社会が良くなる素晴らしいビジネスをつくり上げてみてください。
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