本記事のもくじ
1. はじめに:投資で大成功している医師・歯科医師に共通する7つの意外な特徴
筆者は、戦略コンサル・投資ファンドを経て、30歳×資産10億円でセミリタイアを果たすことができました。
そして、その経験とノウハウを元に、数多くのお医者さんの資産づくりのお手伝いをしてきました。
そこで、気がついたのは「投資で成功する医師には思考や行動の共通点がある」ということです。
本記事では、その7つの意外な共通点をくわしく解説することで、あなた自身が投資の成功にグッと近づく思考パターンや行動習慣を身につけていただけたらと思います。
なお、今回の投資の成功とは、「ただお金を増やす」ということではなく「幸せなお金持ちになる」を定義としたいと思います。
2. 投資で大成功している医師・歯科医師に共通する7つの特徴
2-1. 周りの意見や動きをあまり気にしない
投資で大成功している医師・歯科医師に共通する7つの特徴、1つ目は「周りの意見や動きをあまり気にしない」です。
投資の世界では、さまざまな情報が飛び交っています。
- 銀行連鎖破綻で暴落が起きるから、早めに株を処分した方が良い
- ロシアとウクライナの戦争で小麦価格が上昇するぞ
などなど。
しかし、これらのすべてに対応して行動しようとしてしまうと、見事に損ばかり出ます(!)。
(もしくは、大きな成功は望めません。)
なぜなら、ほとんどの情報はただの「ノイズ」だからです。
無用なノイズを無視できる自立性やある種のマイペースさがとても重要です。
そして、素人は当然ながら、証券会社のアナリストなどの専門家やウォールストリート・ジャーナルや日経などの専門誌もよく間違うので、注意しましょう。
この点では、ある意味、本業が忙しくて細かい情報を見られない医師の方は資産形成に向いているとも言えるでしょう。
2-2.「ポジショントーク」と「事実」を明確に分けて情報収集できる
投資で大成功している医師・歯科医師に共通する7つの特徴、2つ目は「ポジショントーク」と「事実」を明確に分けて情報収集できるです。
ポジショントークとは、「特定の商品を売りたい」「市場を特定の方向に誘導したい」目的で、事実とは異なる発言をすることです。
例えば、
しかも、事実を織り交ぜて巧みにポジショントークに見せないように工夫をしているケースもよくありますので、要注意です。
ちなみに、例えばゴールドマン・サックスや野村證券などの有名証券会社のコメントであったとしても同様です。
むしろ、強い肩書のある存在の発言だけにタチが悪いと言えるでしょう…
そう考えると、世間の投資情報はだいたいポジショントークだと思っても差し支えありません。
このような状況の中で、真実を知って判断するには、事実をみずから直接確認する姿勢がとても重要です。
例えば、
- この株は良いと言われたが、直近10年の業績はどうなのか?
- この不動産を土地と建物に分解すると本当の価値はいくらなのか
などなど、です。
あなたもぜひ「事実は何か?」という姿勢で、投資の情報に触れてみましょう。
2-3. すぐに数字を出すことより投資のルールの理解を重視する
投資で大成功している医師・歯科医師に共通する7つの特徴、3つ目は「すぐに数字を出すことより投資のルールの理解を重視する」です。
投資をしよう!となれば、多くの人がすぐに数字(=利益)を求めてしまうものですが、
それよりも、投資のルールや本質の理解を優先することを強くおすすめします。
これは、受験勉強に例えるとわかりやすいかもしれません。
例えば、数学の試験問題などでは、公式を丸暗記するより、公式の本質を理解することに大きな意味があります。
なぜなら、本質さえ分かればどんな応用問題も解けるようになるからです。
投資もこれと同じで、株式の本質がわかれば、ほかの投資にもどんどん応用が効くようになります。
この方が、目先の細かなテクニックをいろいろとアタマに詰め込むよりもラクですし、端的に言うと儲かります。
この点では、学究肌、アカデミックな医師の方こそ投資に向いていると言えるでしょう。
2-4. 良い意味で投資をゲーム感覚に捉えている
投資で大成功している医師・歯科医師に共通する7つの特徴、4つ目は「良い意味で投資をゲーム感覚に捉えている」です。
これはつまり、投資に感情をいっさい持ち込まない、ということです。
利益が出ても、損失が出ても、淡々と投資というゲームをこますことはとても重要です。
なぜなら、投資や資産形成で感情的になることは、ほぼネガティブな影響しかないからです。
- 損失が怖くて、不動産投資をはじめるべきなのにはじめられない
- 予想もしない株価の急上昇に気持ちが舞い上がって、利益確定の機会を逃す
- 損切りができなくなって、含み損の株が何年も塩漬け
これらは多くの投資家が一度は経験したことのある問題ですが、すべて「利益への欲望」と「損失への恐れ」から生じるものです。こういった状況を打破するには、冒頭の良い意味でのゲーム感覚がとても役に立ちます。
投資で儲かる数字など、RPGのゴールドとまったく同じで、どこまでいっても「ただの数字」なのです。
また、投資では、大損することはもちろんあり得ますが、別に死ぬわけではありません。
利益が出ても、損失が出ても、ただ数字が動いただけにすぎないのです。
この客観的に投資を捉える姿勢こそ、かえって儲かる投資家をつくります。
2-5. 投資というゲームをつづけることを大切にする
投資で大成功している医師・歯科医師に共通する7つの特徴、5つ目は「投資というゲームをつづけることを大切にする」です。
投資にかかわる市況にはいいときも悪いときもあり、そのタイミングは誰にも分かりません。
良いチャンスをモノにするにはゲームに参加し続ける必要があります。
そう考えると、途中で元本をすべて失って退場するのがもっとも勿体ないのです。
そのために、ゲームが続行不可能になるような大負けは絶対しないことが大切になります。
例えば、多額の借り入れで行う不動産投資やレバレッジのかかる信用取引などは、とても慎重に取り組むべき分野でしょう。
また、あれこれ投資商品に目移りしてしまうことも極力避けたいものです。
投資が身近な時代になったことで、良さそうな商品の情報も多いものですが、投資の目的と手段を定めたらどっしり取り組むことも重要です。
2-6. 日々の生活における貯蓄率が高い
投資で大成功している医師・歯科医師に共通する7つの特徴、6つ目は「日々の生活における貯蓄率が高い」です。
多くの方がご存知のように、投資のリターンは元手があればあるほど良い数字をつくりやすくなります。
その点、毎月拠出できる資金が大いに越したことはありません。
単純に、元手が2倍になればリターンが2倍になる、という点でもそうですし、最低拠出金額が大きい案件にもお金が出しやすくなるというメリットもあります。
例えば、300万円や500万円スタート、あるいは、1000万円スタートの投資案件があった場合に、選択肢が広がるのは保有資金の多い人です。
また、お金がまったく残らない浪費グセの強い人は、特に注意が必要です。
なぜなら、少し投資で成功しても、ただ生活するだけですぐに資産が目減りしてしまうからです。
莫大な報酬を得ているはすのリアーナなどの有名アーティストやアスリートが破産寸前に追い込まれてしまうのは、「いくら稼いでも使いすぎればなくなるから」というきわめて単純な理由からです。
もしご自身にも家計改善が必要という方は、こちらを参考にしてみてください。
2-7. 資産の残高ではなく人生全体の満足度を重視する
投資で大成功している医師・歯科医師に共通する7つの特徴、最後の7つ目は「資産の残高ではなく人生全体の満足度を重視する」です。
すべてのお金は「より幸せに生きるために使うポイント」です。
たとえ老後のための資金であっても、活かすまでは何の意味もありません。
そういった意味では、日本円はグルメやレジャーに使わなければ無意味な楽天ポイントとまったく同じなのです。
しかしながら、投資に熱中する一部の方は『残高狂』になってしまいます。
資産が増減するのに一喜一憂し、使い途もないのにお金を増やすことに血道をあげる…
こんなことをしても「お金と時間しかない人間」ができあがるだけですので、注意しましょう。
なお、特に男性が数字に固執してしまう傾向が強いので、お金の増やし方だけでなく、使い方を磨くことが大切です。
3. まとめ:医師・歯科医師の投資の成功例こそ成功の近道
- 周りの意見や動きをあまり気にしない
- 「ポジショントーク」と「事実」を明確に分けて情報収集できる
- すぐに数字を出すことより投資のルールの理解を重視する
- 良い意味で投資をゲーム感覚に捉えている
- 投資というゲームをつづけることを大切にする
- 日々の生活における貯蓄率が高い
- 資産の残高ではなく人生全体の満足度を重視する
ここまで「投資で大成功している医師・歯科医師に共通する7つの特徴」についてお話してきましたが、いかがだったでしょうか?
思えば、私自身の資産づくりも、特に優れた過去の先人のマネをしてきただけです。
たったそれだけで、30歳で資産10億円を築き、家族のためにセミリタイアを果たすことができたのです。
そういった点では、属性も近い医師・歯科医師の成功例を模倣するのがもっとも成功に近づく方法の1つと言えるでしょう。
あなたもぜひ自分の力で大変な試行錯誤をするのではなく、上手に成功者の道を辿ってみてくださいね。
→本当は未来のことなど誰にも分かりません
→本当はもっとリターンの期待値の高い商品はいくらでもあるでしょう
→節税できても売却時に大赤字が出れば元も子もない