2020/01/30 全文をリライトして、タグを追加しました
0. 本記事が対象とする方
「投資家」と聞いて、みなさんはどんな人間を想像するでしょうか?
通常、そういった方との接点が少ないため当然と言えば当然ですが、一般的なイメージは控えめに言ってもかなり誤解が多いように思い、このテーマでお話しすることにしました。
投資家を目指す方が、イメージすらできないものになるのは簡単ではありませんので、成功する投資家に近づく参考になればと思っています。
なお、fxや先物などのトレーディングで成功している方は、投資家というより事業家に近いと考えていますので、本記事の「投資家」には当てはまらないものと考えていただけたらと思います。
(参考記事)
1. 投資家とは何者なのか
投資で成功することの意味を考えてみましょう。
例えば、単純なベンチャー企業への投資を考えてみます。
正しく将来性のあるベンチャーを選ぶことができたならば、その会社の製品・サービスは社会に広く社会の役に立ち、会社が成長していきます。
そして、その過程で値上がり益や配当・利息という形で投資家は利潤を得ていきます。
(もちろん、思い通りにいかず、投資した資金を失うリスクを自ら取っています。)
ともすると、「財テク」を極めた人たちと思われがちですが、投資家はこの資本主義の社会の中で資金を動かし、全体がより発展するための潤滑剤になっていると言えますね。
以降のパートでは、forbsランキングで投資家のトップに立つ、ウォーレンバフェット氏を一部例に挙げながらお話できればと思います。
2. 成功している投資家の特徴5つ
2-1.自分のルールを徹底して守る
すべての成功している投資家は自分のルールを必ず持っています。
そして、そのルールを何が起ころうとも必ず守ります。
控えめに言っても、投資には「無限」のチャンスがありますが、その中で自分の得意分野や取りたいリスクに合っているものをルールという「ふるい」にかけることで身を守っているのです。
特に、投資を始めたばかりの方は、すべての投資機会がよさそうに見え、かつ、選択のルールがないために、資金を失いがちです。
既に成功している投資家のルールを参考にしながら、自分の納得いくルールを作りこんでいくことが大切です。
ここでは、ウォーレンバフェット氏の金言として知られているものの一部を挙げておきます。
「投資ではこの2つのルールを忘れるな。
ルールその1 絶対に損をするな
ルールその2 絶対にルール1を忘れるな。」
「自分が何をしているかわからないなら、何もするな」
「何か納得のいくものが見つかったのなら、とても素早く、そして、大きく動く」
2-2.投資の「プロセス」を愛している
ウォーレンバフェット氏は既にいつでも引退できるほど裕福ですが、毎日スキップしてオフィスに向かうという逸話は大変有名です。
また、私の身の回りの投資家でも、投資について話すとき、目をキラキラさせている方が多くいます。
彼らは、新しいことを学び、戦略を考え、実践する投資のプロセスが楽しくて仕方がないのです。
また、このプロセスを愛するからこそ大成功したとも言えるでしょう。
2-3.資産に執着しない
資産を多く持っている投資家は、どうしても一般人から「守銭奴」「銭ゲバ」といったイメージを持たれやすいものです。
が、実際には全く逆です。
「投資のプロセスを愛している」とも通じますが、その過程が楽しいため、資産そのものへの執着はどんどんなくなっていきます。
また、資産額が大きい投資家になればなるほど、資産の額そのものには固執しなくなっていきます。
一生生活できる金額を超えているからというのも勿論ありますが、いつでも正しいプロセスを踏めば、資産は増えるものだとも知っているからです。
(参考記事)
お金持ちになることは執着を一枚一枚はがす作業
加えて、執着がなくなっているからこそ、圧倒的にお金を使わない人も実に多くいます。
他人に巨大な邸宅や高級なクルマやバッグで見せびらかす必要を感じないのです。
逆に、見せびらかしてしまう人は資産やお金にまだ憑りつかれている「低」レベルと言えます。
かのウォーレンバフェット氏も、たった3万ドルの自宅でスナックを食べながらコーラを飲むのが至福というとても質素な生活で知られています。
2-4.常に学んでいる
一定以上の資産額に達した投資家というと、もう働く必要が無いので、いつも遊んでいるのでは?と思われる方が多いかもしれません。
が、実際には、世界トップクラスの投資家、そして、私の周りの投資家でさえ、常に経済や投資の変化を学んでいる人が圧倒的に多いです。
そして、既に一定の資産額に達している人ほど、経済や社会の変化で目減りするインパクトが大きく、資産「形成」より資産「保全」を重視する必要性が大きくなっていきます。
(参考記事)
資産「形成」の前に資産「保全」
このためには、当然ながら直近の経済や投資環境を日々学んでおく必要があります。
2-5.資産を社会に役立てることを知っている
幸せな投資家は、寄付を含む社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。
それは、自分のためだけに資産をため込んでも使いきれないと心の底からわかっており、むしろ他人や社会に与えることが、本人にとっても大きな歓びになるからです。
例えば、ウォーレンバフェット氏は、寄付額が全米トップクラスの人物として知られています。
2017年の寄付額は28億米ドルと言われています。
勿論アメリカでは、税務的なメリットもありますが、それだけでは説明できない金額です。
なお、定期的な寄付は資産の額がまだ小さい専業投資家候補の方でも身につけておく方が良い習慣です。
金額が小さくても人に与えていることは、多くの資産を持つ投資家と同じマインドを自然に身につけさせるからです。
3. まとめ
いかがだったでしょうか?
改めて、成功している投資家の特徴5つを挙げておきたいと思います。
自分のルールを徹底して守る
投資の「プロセス」を愛している
資産に執着しない
常に学んでいる
資産を社会に役立てることを知っている
投資家に興味がある、あるいは、自分も投資家になりたいというみなさんの参考になれば嬉しく思います!
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。