1. はじめに
どうやったら、お金や資産を維持して、増やしていくことができるか?
ーこれは、多くの投資に取り組む人の1つのテーマだと思います。
私は、そのための方法論の1つとして、
『入れ替え』
をおすすめしています。
部屋の空気などと同じく、
どんどん古いものを出し、新しいものを取り入れていくのです。
どうして、このことが資産を保ち、増やしていくために
とても重要なのか、そして、お金や資産を入れ替える具体的な方法
についてお話したいと思います。
2. まずは、お金や資産以外で考えてみよう
お金や資産だけで考えると、少々分かりづらいところもありますので、
その他のもので『入れ替え』の意味を考えてみたいと思います。
空気
部屋やオフィスの空気、これは入れ替えないと、気分や体調が悪くなったりします。
そして、私達が毎日吸っている空気、
これも肺に入れたり、出したり、入れ替えをしなくてはなりません。
できなくなると、当然ながら酸欠になってしまいますね。
水
まずは、水の流れる川を想像してみましょう。
もし、川が水の入れ替わりのない淀んだ状態になると、何が起きるでしょうか?
さまざまな汚れや土砂がたまり、いずれは「ドブ川」になってしまいます。
次に、湖はどうでしょうか。
同じく、水の入れ替わりがなくなるとどうなるか?
塩分濃度が極端に高い死海のように、生き物が何も住めない環境になってしまいます。
肉体
私もあなたも、体の細胞は1年半から2年位の周期ですべて入れ替わっています。
(毎日、同じ身体に見えて、実際は全く違うのですね。)
そして、入れ替わりが少なくなると、体調が悪くなり、やがては、生命を維持することも難しくなります。
情報
私たちは日々新たな情報をインプットしては、何らかの形(思考やその結果の行動や発言)でアウトプットしています。
意識しているかどうかに関係なく、です。
さて、もし新しい情報を遮断したとしたら、どうなるでしょうか?
淀んだ川と同じく、自分の知性や知恵という「川」を高めていくことができなくなります。
そして、高められないだけでなく、むしろどんどん劣化してしまうでしょう。
(例えば、本棚の本なども定期的に入れ替わったほうが良いですね。)
3. では、お金や資産を入れ替えないとどうなるか?
実は、お金や資産もこれまでに見てきた例とまったく同じ法則があてはまります。
入れ替えないことで、
淀み、そして、
腐ってしまう(=価値が毀損したり、そもそもなくなってしまう)のです。
それは、あなたが正しく活かさないものは、あなたには必要がないからです。
つまり、あなたが『お金や資産が必要のない人』になるから、当然にお金や資産は無くなってしまうということなのです。
よく理解しないまま、お金や資産を手に入れることだけにフォーカスしてしまうと、驚くほどうまくいかない(金額が増えない、あるいは、増えてもすぐなくなる)のは、このような仕組みなのです。
(わかりやすい例で言うと、「明日すぐに百万円欲しい!」と言っているような人が結果がでないのも同じ理由ですね。)
4. 良い使い途を与えればお釣りを連れて返ってくる
それでは、きちんとお金や資産を入れ替え、保てる人になるにはどうしたら良いのでしょうか。
新たな投資にせよ、自分や家族・社会のための良い使い途にせよ、
どんどん新しい使い途で活かしていけば、お金や資産は減ることもなく、かえって増えていきます。
それは、投資でも消費でも寄付でも、必ず『お釣り』を連れて返ってくるからです。
あなたはこのような行き場のないお金や資産を持っていませんか?
・何の使い途や投資の予定もないが、残高だけはある預金口座
・具体的な投資のプラン(利益確定や再投資に関するもの)もなく、塩漬けになっている株式やその他の金融商品
・親族から受け取ったが、誰も利用するアテのない、土地や建物などの不動産
・・・etc.
こういったものは、すぐに他の投資や消費、寄付に回してしまうのがポイントです。
要らないものはやはり要らないので、そのまま持っておこうとすると、徐々に価値が無くなっていくのが関の山なのです。
(実物資産なら劣化、銀行口座ならインフレなど…)
5. まとめ
『得るは捨つるにあり』
というとても良い言葉がありますが、
これは本当に投資や資産形成にもあてはまるものですね。
みなさんも、ぜひお持ちの資産を活かし、多くを持つ資格のある人になっていただけたらと思います。
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