1. 自分の自由と幸せを邪魔しているかもしれないこと
人生の中では、自分や周りの多くの人が無意識のうちに理由も考えずに信じてしまっていることというのが多くあります。
例えば、
・日本人は日本の成長を助けなくてはいけない
・スポーツには人生を賭ける価値がある
・お金には価値がある
・日本の文化は世界に類を見ないほど素晴らしい
・大企業で安定高収入を得ているのが安泰
・結婚した女性もみな社会で働くのが幸せだ
…etc.
今回は、こういったことがもしかしたら自分の自由や幸せを邪魔しているかもしれないというお話です。
例えば、
・日本人は日本の成長を助けなくてはいけない
と信じている人は、日本の外に出て自分や家族の幸せを最大限に実現したり、日本の枠を完全に超えたビジネスを考えることがしづらくなります。
また、
・スポーツには人生を賭ける価値がある
と思っている人は、自分の種目や成績に関係なく、すべての時間と労力をスポーツに注いでいきます。
どの例も正しいとも正しくないとも言えないし、良いとも良くないとも言えないものですが、どちらにしても信じる人の人生を大きく左右してしまうことは理解してもらえると思います。
そして、もっと踏み込んで言うと、人生の選択肢を(良いか悪いかはわからないにしても)狭めていることは確かです。
こういったある程度皆が共通して持っている考えは社会が発展するために必要だったものですが、個人が個人としての幸福を求める場合には足かせになるものです。
(例えば、日本人がだれ一人日本を大切に思わなかったら、日本という国は成立したでしょうか?)
2.「素直な3-4歳児を納得させる理由があるか?」テスト
それでは、こういった皆が信じている考えを抜け出して行動したいときにはどうすればよいのでしょうか?
そのためには小難しいことを考える必要はなく、
「素直な3-4歳児を納得させる理由があるか?」
と想像してみれば大丈夫です。
相手は、お子さんや甥っ子姪っ子がいれば、その誰かでも大丈夫ですし、想像上の子どもでも充分です。
例えば、「スポーツには人生を賭ける価値があるか」検証したいときには目の前に3-4歳児がいるとして、彼ら彼女らの素直な質問に自分が答えられるか考えてみましょう。
「どうして大人が真剣にボールのけりあいをしているの?」
「ラケットでボールを打ち合うと誰のためになるの?」
などと訊かれたら、まともに答えることができるでしょうか?
(注:私個人はサッカー観戦もテニス観戦も大好きです。)
その他にも、例えばこんな風に訊かれたら答えられるでしょうか?
・日本人は日本の成長を助けなくてはいけない
⇒「日本が成長すると誰が嬉しいの?」
・お金には価値がある
⇒「お金にはなんで価値があるの?(おいしいの?)」
・日本の文化は世界に類を見ないほど素晴らしい
⇒「(お兄ちゃん・お姉ちゃんは)日本以外の国の文化も全部知っているの?」
もし少なくとも自分が納得する答えすら返せないならば、みんなが信じていることを盲目的に信じて、従わされているだけです。
そして、そのことによって、本当は自由で幸せな個人の人生を邪魔されている可能性が高いです。
私はアナーキストでも何でもありませんが、少し前に日本を盲目的に良くしようとするのを辞めました。
よくよく冷静に考えたら、家族や友人を除く日本人をどうして幸福にする責任など私にあるのか当時はよくわからなかったのです。
(いまは国籍などというものに縛られず、自分の周囲の人たちを幸せにしたいと願っています。)
どの分野にしても、生きていて「何か窮屈だな…」と感じた時には、振り返って素直な子どもに説明できるか、考えてみることをおすすめします。
特に、国や地域にかかわる話、男女関係にかかわる話、文化・経済にかかわる話などは、驚くほど皆が理由も考えず信じていることが多いものです。
3. ムダな制約を外しまくる「最幸」の人生
先ほどお話ししたような習慣ができてくると、本当に生きるのがラクに、そして、最高になっていきます。
というのも、みなが信じていることも別に大したことではないと分かり、生き方の選択肢が幅広くなっていくからです。
日本はいまだに他人に同じ価値観を求める同調圧力が強い傾向にあるように思いますが、そこから抜け出してしまえば、物理的に身体がどこにあっても、自分が望む「最幸」の人生を送っていくことが必ずできますね。
本記事があなたのお役に立ちましたら、筆者としてこの上ない幸せです。
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